2023年08月11日

「発熱」は天から与えられた贈り物


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■体温を上げると癌(がん)が消えるという話

 先日、ネットのツイートで「体温の働き」というものが表形式で掲載されていた。
 その体温表では、体温が40℃になると「ほとんどのがん細胞が死滅」と書かれていた。

 体温を上げることが癌(がん)治療に繋がることは、よく聞かれる話であり信憑性は高いと思う。
 実際、身体中に癌(がん)が転移した人が、運悪く(?)インフルエンザに罹患し、40度近い高熱が数日間続いた後、癌(がん)が消えたという話もある。

 人間は風邪をひけば熱が出る。これは元々人間に授けられた天の贈り物のようなものであり、最高の治療法でもある。身体の細胞は「熱」を発することによって強靭化する。その姿を子供でも理解できるように説明するならば、アニメで言えば「スーパーサイヤ人化」、映画で言えば「超人ハルク化」のようなものである。

 しかし、現代医療は、熱が出れば解熱剤を飲むという真逆の治療法を採用している。インフルエンザに罹患して、数日間寝ていれば、風邪だけでなく、癌(がん)細胞まで知らずに消える可能性が有るというのに、解熱剤を飲んで自ら不健康になることを選択している。解熱剤を飲んで、熱が下がれば、風邪が治ったと誤解し、感冒症状を必要以上に長引かせることになる。

■インフルエンザで多くの老人が死亡する原因

 特に免疫力が低下している老人は、インフルエンザに罹ると命の危険があるということで、熱が出れば即、解熱剤を飲むという行為に陥りがちになる。そのせいで、感冒症状が長引き、本来なら、助かるところが助からない(命を落とす)というケースもあるのではないかと思う。

 高熱が出れば、患者が苦しんでいるように見える。身体の中では、免疫細胞が病原体と激しく戦っていても、患者自体は苦しんでいるように見えてしまうので、熱を下げることが善だと思い込みがちになる。
 ひょっとすると、高熱が出るのは、必要以上に身体を動かさないようにするため(その方が免疫細胞がより効率的に活動できる)なのかもしれない。

 先日、ツイートで「40度の熱が出れば死にます」と絡んできた人がいたが、老人であっても40度程度の熱では簡単には死なないだろう。その高熱がどれだけの期間続くかにも依る。

 毎年、インフルエンザで多くの老人が死亡するのは、高熱が出るからだけでなく、解熱剤を飲むことで激しい感冒症状が長引き、体力を奪われて亡くなるのではないかと思う。もちろん、全員がそうではなくケースバイケースであることは言うまでもないが、ある一定数は、そんな理由で亡くなっているのではないかと思われる。

 スペイン風邪にしても、異国の戦場に向かう兵士達に数々のワクチンを実験的に注射したことの副作用で多くの命が失われたと言われているが、スペイン風邪の治療のために処方した大量のアスピリン(解熱鎮痛剤)が原因だという説もある。

■病人が自ら病気を治すことを邪魔している現代医療

 先程の40度の高熱で癌(がん)が消えたという話は、「癌(がん)を退治する細胞が強化され、癌(がん)が死滅した」と言っている人もいるが、個人的にこの説には、少し懐疑的だ。

 私個人の仮説で言えば、高熱によって癌(がん)細胞がより強靭化され、身体の中にある毒素を浄化する機能も強化され、その毒素が急減した(消えた)ことによって、癌(がん)が使命を果たして退縮したのではないかと推測している。

 以前の記事でも、癌(がん)細胞は、身体で処理しきれない毒素を吸収するために作り出されると書いた通り、毒素自体が浄化されて無くなれば、癌(がん)の役割も無くなり、自然消滅する。断食療法で身体の中の毒素が減少(デトックス)すれば、自ずと癌(がん)も消える。食事療法で癌(がん)が消えたというケースは、そういうメカニズムなのだろうと解釈している(もちろん推論)。

 自己免疫力を否定する現代医療に携わる医師は、根本的に「熱は悪」という扱いであり、熱を下げることが最善の治療法だと本気で信じ込んでいる人も多くいる。

 病気を治すために天から与えられた「発熱」というものを「悪」だと断罪し、病人が「スーパーサイヤ人化」「超人ハルク化」して病気を治すことを邪魔しているかにさえ見える。

 現代人は、いつまでこんなデタラメな医療に縋るつもりなのだろうか?

【関連記事】
 【仮説】癌(がん)とは何か?

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posted by 自由人 at 16:31 | Comment(0) | 医療
2023年07月22日

【仮説】癌(がん)とは何か?


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■癌(がん)の主な原因は「食品添加物」なのか?

 最近、ネット上で、癌(がん)の原因に言及している動画やブログをよく見かける。
 その多くは、癌(がん)の主な原因は「食品添加物」だという結論に至っている。

 これは本当のことかと言うと、1つの原因としては多分、正しい見解なのだろうと思う。しかし、癌(がん)の原因は多岐にわたるものなので、それだけが原因というのは言い過ぎだと思う。

 私自身の認識もまだ不十分だということをお断りした上で書かせていただくと、癌(がん)というものを理解するには、大枠の情報から瑣末な情報に至るまで、あらゆる癌(がん)情報というものを吸収し、その情報の重なる部分を見つけていくことで、少しずつ、その正体が見えるようになっていく。その構造は所謂「入れ子構造」になっており、1つの真実に気が付いたとしても、その奥に更に別の真実が隠されているという具合になっている。

 このことは、ある程度、癌(がん)というものを色眼鏡をかけずに研究している人であれば、解っていただけるのではないかと思う。

 癌(がん)は、別名「悪性新生物」とも呼ばれている。「悪性新生物」と聞くと、何か人間の身体の外から入ってきたものだと思う人が大半だろうと思う。だから、癌(がん)が見つかれば一刻も早く取り除かなければいけないという錯覚を生じさせる。実際、私も昔はそう思っていた。父親が癌(がん)だということが判ると、家族全員が早く切り取らなければいけないと思い込んでいた。

 しかし、癌(がん)というものは、化学的な原因(放射線など)は別として、大抵は自分自身(の身体)が作り出しているものである。

 先述した「食品添加物」にしても、「食品添加物」を接種し過ぎることで癌(がん)が発生するというメカニズムが有ることを指しているのだろうと思う。しかし、「食品添加物」が人体に有害だからという説明だけで「なぜ?」には触れられていない。

 癌(がん)発生のメカニズムを具体的に解りやすく書いてみようと思う。

■癌(がん)発生のメカニズム

 まず、癌(がん)というものは「ブドウ糖」を好むと言われている。癌(がん)のPET検診などは、身体の中でブドウ糖が集まっている場所を見つける検査でもある。
 この理屈から、癌(がん)になるのを避けるためには、ブドウ糖(糖質)を接種しないことを勧める研究者もいる。これも、ある意味、正しい見解だと思う。

 ではなぜ、癌(がん)が「ブドウ糖」を好むのか? この謎についての考察はあまり聞かない。

 昔、癌(がん)は身体の中にできた「ブラックホール」のようなものだと言われていた。なるほど、その言葉には“無限に増殖する”という意味合いも含まれているのだろうけれど、これは、言い得て妙な意見だと思う。

 ここからは私の個人的な見解(仮説)だが、癌(がん)がブドウ糖を好むのではなく、増え過ぎたブドウ糖を排除するために癌(がん)が生まれた(作り出された)のだとすればどうだろう?

 過食になった上、ブドウ糖入りのジュースやスナック菓子などを大量に食べることで糖質過多になった体内の余分なブドウ糖はどこに行くのか? 通常は、元からある内臓(肝臓や腎臓など)で処理(解毒)されるが、それでも足りない場合はどうなるのか?

 糖質過多に成り過ぎると、身体が処理しきれずに糖尿病という形で現れる場合があるが、もし、身体の中に糖質を効率的に処理する別の内臓(器官)が生まれるとすれば? そして、その別の内臓(解毒器官)が癌(がん)だとすれば?

■癌(がん)認識における「コペルニクス的転回」

 癌(がん)がブドウ糖を好むのではなく、ブドウ糖を処理するための器官が癌(がん)だとすれば、全く別の見方が生まれる。

 もしそういうメカニズムで生まれた癌(がん)だとすれば、その癌(がん)を小さくする方法は至って単純だ。そう、余分なブドウ糖を接種しなければいいのである。そうすることで、勝手に癌(がん)が退縮いくのだとすればどうだろう?
 実際、食事を変えたり、絶食療法で癌(がん)が消えたという話はよく耳にする。末期の癌(がん)であっても治ったという人は大勢いる。

 癌(がん)というものが、身体の中にある毒物を吸収し排除してくれる器官だとすれば、癌(がん)認識における「コペルニクス的転回」と成り得るが、もし、この仮説が真実だったとしても、それを認めてしまうと具合の悪い人々が大勢いるので、認められることはまず有り得ない。

 故 近藤 誠氏の「がんもどき理論」によれば、がんの9割は本物のがんではないらしい。この理論が本当であれば、9割のがんは、治せることになる。
 実際、癌(がん)が良性か悪性かの判断は、検査する医者によって見解が分かれるそうで、アメリカと日本の医者でも意見が分かれるアバウトなものであるらしい。

 家族が「がん」だと判れば、ストレスで夜も眠れなくなる重大な判定が、医者によってバラバラという信じ難い事実。そんないい加減な判定で本人も家族も地獄の苦しみを味わうことになる。

 もうそんな悲劇の時代は終わらせなければいけない。そのためには、多くの人が常識を疑い、真実に目を向けなければいけない。

 

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posted by 自由人 at 23:02 | Comment(0) | 医療
2023年06月17日

「科学」ではなく「信仰」となった現代医療


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■「現代医療はカルト教である」

 「現代医療は宗教である」というのは、アメリカで有名な故ロバート・メンデルソン医師の言葉だが、これは50年近く前の言葉であり、現代になっても全く変わらないどころか、より深刻になり、コロナ禍で「現代医療はカルト教である」と認識する人が多くなった。

 ●少し熱が出れば解熱剤を服用する。

 ●少し血圧が上がれば降圧剤を服用する。

 これらはカルト教の教義であり、科学的にも論理的にも間違った治療法である。

 熱が出るのは身体の免疫力を上げるための人体の防衛機能であり、血圧が上がるのは同じく血流を良くするための人体の防衛機能である。

 ショック死するほどに危険な高熱や高血圧なら救急医療的に一時的に下げる措置が必要な時もあるかもしれないが、40度以下の熱や100台の血圧で解熱剤や降圧剤を頻繁に使用するのは返って症状を長引かせることになり、人体に危険な行為となる場合がある。付け加えると、こういった薬を乱用していると、将来的には副作用が生じる危険性がある。特に降圧剤や血糖降下薬などは痴呆症を招く危険性があるとも言われている。

■薬が効くと信じるのは「信教の自由」か?

 私が知人にそういった話をすると、以下のような言葉が返ってきた。

 「薬で治ると信じている人に、そういったことを言うのは失礼です

 この返答には唖然とした。現代医療が科学であるなら、薬が効くか効かないかは、信じるか信じないかの問題ではなく、その薬理的効能というものを科学的かつ論理的に理解しようとする行為は当然のことであるはずなのに、そういったことを全く考えようとせずに、医者が勧めている薬だから信じるという信仰の問題にすり替わってしまっている。「薬が効くと信じるのは個人の自由(信教の自由)だ」と言わんばかりの発言に閉口してしまった。

 特定の宗教の教義を信じることは「信教の自由」だ。それは目に見えず、科学的にも論理的にも説明することが難しい信仰の問題であるからだ。しかし、薬というものは、人間が科学的知見に基づいて製造したものであり、その薬が効くか効かないかは、科学的にも論理的にも説明できる代物でなければおかしいのである。

 自然に存在している薬草などであれば、現代の科学では説明も証明もできない効能を持つ物も有るだろうけれど、人間が作った人工薬は成分がハッキリしているものであり、信仰の対象とすべきものではない。

■現代医療は、宗教的な信仰とは無縁の詐欺

 思えば、コロナワクチンも同様だった。

 人間が作ったワクチンも内容物は判明しており、効くか効かないかは科学的にも論理的にも説明可能な代物だ。しかし、ファイザー社等は、コロナワクチンの成分を今後70年間は公表しないと言っている。70年も経てば、ワクチン製造に関わった人は全ていなくなっているから誰も責任を問われることもないという理由からだろうか?

 そんないい加減な物質を疑うことなく安易に体内に注入するという行為は、まさに信仰の為せる業だ。目に見えない「ワクチン」という名の神や、そのワクチンを注入する「聖職者」としての医者を信じるという行為なくして、正体不明な物質を体内に入れるなどという危険な行為ができるはずがない。

 その行為は、盲目的(刹那的)に好意を抱き信じた男性の精子を体内に入れる女性の姿を彷彿とさせる。まさに後先考えずに我が身を捧げる行為にほかならない。赤ちゃんができるかどうか(副作用が生じるか生じないか)を神に委ねる行為だとも言えるだろうか。

 「男性(ワクチン)を信じるかどうかは個人の自由だ」と言われそうだが、その男性が善人ではなく生粋の悪人(詐欺師)だった場合はどうするのだろうか?

 コロナワクチンの製造を指示していた勢力が、本気で人口削減を企んでいた場合、どうするのだろうか? あなたのお金だけでなく、健康や生命まで奪うことを目的に活動している勢力が本当に存在していた場合、あなたは、その人々を本当に信じることができるだろうか?

 元々の医療は科学だった。しかし現代医療(西洋医学)は、その始まりから科学という名を借りてお金儲け(薬を売ること)を目的とした詐欺であり、宗教的な信仰とは無縁のものである。当の医療関係者ですらそのことに気付いている人はほとんどいないという意味では、まさに「カルト教」と言うに相応しい。

 

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posted by 自由人 at 11:06 | Comment(0) | 医療
2023年02月19日

『2025年日本はなくなる』を読んで。


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■イベルメクチンを否定する内海 聡氏

 話題の書籍『2025年日本はなくなる』(内海 聡著)を購入して読んでみた。

 

 普段から舌鋒鋭くコロナワクチン批判を繰り広げている内海氏の新刊ということで期待して読んでみたが、個人的には特に真新しい知見を得るには至らなかった。ネットでよく見かける話を少し噛み砕いて内海氏流にまとめたような感じの本だった。

 内海氏自身、以前から「2025年で日本(世界)は終わる」というようなことを言われていたが、自身の言葉通り、虚無主義者感がよく出ている悲観的な内容だった。

 本書で最も気になったところは、内海氏がイベルメクチンを否定しているところ。

 多くの陰謀論者(真相論者)と言われている人は、こぞってイベルメクチンを肯定しているのだが、なぜか、内海氏は逆張りの立場を貫いている。内海氏がイベルメクチンを否定する論理は、「コロナというウイルスに対して駆虫薬のイベルメクチンが効くわけがない」というものであり、ある意味、筋が通っている。

 しかし、イベルメクチンを服用して、コロナが治ったとか、副反応が無くなったとか、体調が良くなったという声は多く耳にする。国内でもイベルメクチンでコロナやコロナワクチンの副作用が改善したという声も多々あり、諸外国(例:インド)でも、イベルメクチンを採用したことでコロナが収束したという結果も出ている。

 

■感冒症状を齎す原因がウイルスではなく細菌だとすれば?

 コロナの大半はただの風邪かインフルエンザだと思われるので、風邪が治る薬という見方もできる。ただ、これも内海氏からすれば、ウイルス性の風邪やインフルエンザにイベルメクチンが効くはずがないという理屈になるのだろうと思う。ちょうど、抗生物質が風邪(ウイルス)に無意味だというのと同じ理屈。

 一見、どちらの言い分も正しいかに思われるのに、この食い違いが発生する原因は何なのか?

 私なりの推論を述べさせてもらうと、コロナにせよ風邪にせよ、ウイルスを退治することが根治に繋がるという発想自体が間違っているのではないかと思う。
 風邪の発生原因がウイルスにあるかどうかはともかくとして、結果的には体内で細菌のようなものが増殖し、それが感冒症状を齎しているのではないかということ。イベルメクチンは、血管内で悪さをしている細菌のようなものを駆除する機能があり、血流が改善されることで、体調が良くなる人がいるのではないかと思う。

 イベルメクチンで、糖尿病が治った人、飛蚊症が治った人、果ては、ガンが治ったという人もいるらしい。糖尿病は主に毛細血管の血流が悪くなる病気であるし、血流がよくなることで治るということは有り得るかもしれない。

■予期していなかったイベルメクチンの効能

 実は私もイベルメクチンを服用したことがある。2021年に軽い風邪をひいたので、(当時の認識で)万が一、コロナだった場合のことを考えて風邪が治ってからイベルメクチンを服用した。特に副作用は無かったが、長年(20年位)、悩まされていた口内炎がすぐ治るようになった。これまでは1度、口内炎ができると2週間位治らなかったものが、1日か2日で治るようになった。
 ネットで調べると、私と同じように口内炎が治ったという人もいるらしい。
 これまでは口内炎ができると食事をするのが億劫に思えるほどの痛みを感じていたが、現在では、小さな口内炎の状態ですぐに治ってしまうので、大きなストレスから解放された。

 以前から、口内炎がすぐに治る薬があれば10万円支払ってもいいと思っていたが、まさか1錠200円程度の薬で治るとは思ってもいなかった。「口内炎が治る薬」と言うよりも「体質が変わる薬」と言った方が正しいのかもしれないが。

 口内炎には「アフタ性口内炎」と「ヘルペス性口内炎」がある。私の場合は前者の「アフタ性口内炎」だと思うが、アフタ(灰白色斑)ができる前に治るようになった。ひょっとするとこれも細菌のようなものが悪さをしていたのかもしれないなと思っている。

 現代医学の常識がひっくり返りそうな話だが、コロナ禍で現代医学は嘘だらけということが判明した現在、どんな新説(真説)が出ても驚くこともなくなった。個人的には、まんざらハズレてもいないのではないかと思う。

 これを読んでイベルメクチンを購入する人がいるかもしれないので、一応お断りしておくと、どんな薬でも100%リスクが無いというわけではないので、イベルメクチン服用はあくまでも自己責任でお願いします。

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posted by 自由人 at 09:42 | Comment(0) | 医療
2022年08月16日

急逝された現代日本のヒポクラテス


■虚血性心不全で亡くなった近藤 誠氏

 2022年8月13日、医師の近藤 誠氏が亡くなった。死因は虚血性心不全とのことで、出勤途中に突然体調を崩し搬送先の病院で亡くなったと報道されている。

 現代医療を痛烈に批判していたという理由もあって、一部では「●された」という意見も出回っているようだが、確認の仕様が無いので、ここではそのことについては触れない。
 しかし、近藤氏が亡くなったという一報を受けて、「近藤誠はガンで亡くなった」というデマを流していた人もいたらしい。

 私自身、父親をガンで亡くしているので、父親がガン宣告された頃に近藤氏の本に初めて触れた。当時は、様々なガン関連の書物を貪るように読んだが、近藤氏も今ほど有名ではなかったので、近藤氏を批判する本も併せて読むことになった。直感的に近藤氏は本当のことを語っていると思えたものの、当時は、アンチ近藤の書物によって迷いが生じたことは否めない。

 当時の私が、現在の医療知識を有していれば、父親を救えたかもしれないと思うと慚愧に堪えないが、当時は、それも運命だったのだろうと受け入れることにした。
 たとえ、私が父親のガン手術やがん治療を止めていたとしても、ガンを宣告された本人が何も理解していないままだと、後々、別の病気になった場合、「ガン治療をしなかったからだ」ということになりかねないので、結局は、自己責任を適用する以外に方法は無かったと思うようになった。そういう思いに至ったのも、実は無知が原因なのだが、それがはっきり解るようになったのは、父親の死後、数年経ってからのことだった。

■「患者よ、がんと闘うな」と「患者よ、コロナと闘うな」

 幸か不幸か、そういった地獄を経験したので、現在の私は、コロナ問題においても専門家の意見に惑わされることなく冷静に真相を探れるようになったのだと思う。そういった意味では父親に感謝しなければいけないのかもしれない。少し大袈裟かもしれないが、最近、父親が死をもって、私を現代医療の洗脳から解き放ってくれたのかもしれないなと思うようにもなった。

 父親の死という大きな災いを経験しなければ、現代医療の洗脳は解けないぐらいに根が深かった。多分、現在、ワクチン批判を行っているような人々は、少なからず、私と同じような経験をしているのではないかと思う。自分自身が大病を患うか、家族が大病を患い死去するというような大きな出来事が契機となって、現代医療の矛盾に気付いた人がほとんどだろうと思う。

 そういった人々は、付け焼き刃的な浅い知識ではなく、場合によっては医者以上の知識を持っている人もいるので、信念を持って行動されている場合が多いと思う。それゆえ、どんなアンチが現れてもビクともしない。地獄に堕ちて学び得た智慧はそう簡単には破れない。

 近藤氏は最近、コロナについても多くの書物で論じていた。「ガン」も「コロナ」も突き詰めて考えると、根は一緒(同根)であるということなのだろう。

 近藤氏は本のタイトルにもある通り、「患者よ、がんと闘うな」と述べていた。現代であれば、「患者よ、コロナと闘うな」ということになるのだろうか?

 また、近藤氏は「がんもどき」理論を提唱し、「あなたの癌は、がんもどき」という本も出していた。これも現代であれば、「あなたのコロナは、ただの風邪」となるのかもしれない。「がんより恐いがん治療」は「コロナより恐いコロナ治療」、「がん放置療法のすすめ」は「コロナ放置療法のすすめ」となり、数え上げたらキリがない。

 現代日本のヒポクラテス的存在だった近藤 誠氏は、後年、生前の活動が高く評価されることになるだろう。ご冥福をお祈りします。

   

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posted by 自由人 at 13:43 | Comment(0) | 医療