2023年02月19日

『2025年日本はなくなる』を読んで。


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■イベルメクチンを否定する内海 聡氏

 話題の書籍『2025年日本はなくなる』(内海 聡著)を購入して読んでみた。

 

 普段から舌鋒鋭くコロナワクチン批判を繰り広げている内海氏の新刊ということで期待して読んでみたが、個人的には特に真新しい知見を得るには至らなかった。ネットでよく見かける話を少し噛み砕いて内海氏流にまとめたような感じの本だった。

 内海氏自身、以前から「2025年で日本(世界)は終わる」というようなことを言われていたが、自身の言葉通り、虚無主義者感がよく出ている悲観的な内容だった。

 本書で最も気になったところは、内海氏がイベルメクチンを否定しているところ。

 多くの陰謀論者(真相論者)と言われている人は、こぞってイベルメクチンを肯定しているのだが、なぜか、内海氏は逆張りの立場を貫いている。内海氏がイベルメクチンを否定する論理は、「コロナというウイルスに対して駆虫薬のイベルメクチンが効くわけがない」というものであり、ある意味、筋が通っている。

 しかし、イベルメクチンを服用して、コロナが治ったとか、副反応が無くなったとか、体調が良くなったという声は多く耳にする。国内でもイベルメクチンでコロナやコロナワクチンの副作用が改善したという声も多々あり、諸外国(例:インド)でも、イベルメクチンを採用したことでコロナが収束したという結果も出ている。

 

■感冒症状を齎す原因がウイルスではなく細菌だとすれば?

 コロナの大半はただの風邪かインフルエンザだと思われるので、風邪が治る薬という見方もできる。ただ、これも内海氏からすれば、ウイルス性の風邪やインフルエンザにイベルメクチンが効くはずがないという理屈になるのだろうと思う。ちょうど、抗生物質が風邪(ウイルス)に無意味だというのと同じ理屈。

 一見、どちらの言い分も正しいかに思われるのに、この食い違いが発生する原因は何なのか?

 私なりの推論を述べさせてもらうと、コロナにせよ風邪にせよ、ウイルスを退治することが根治に繋がるという発想自体が間違っているのではないかと思う。
 風邪の発生原因がウイルスにあるかどうかはともかくとして、結果的には体内で細菌のようなものが増殖し、それが感冒症状を齎しているのではないかということ。イベルメクチンは、血管内で悪さをしている細菌のようなものを駆除する機能があり、血流が改善されることで、体調が良くなる人がいるのではないかと思う。

 イベルメクチンで、糖尿病が治った人、飛蚊症が治った人、果ては、ガンが治ったという人もいるらしい。糖尿病は主に毛細血管の血流が悪くなる病気であるし、血流がよくなることで治るということは有り得るかもしれない。

■予期していなかったイベルメクチンの効能

 実は私もイベルメクチンを服用したことがある。2021年に軽い風邪をひいたので、(当時の認識で)万が一、コロナだった場合のことを考えて風邪が治ってからイベルメクチンを服用した。特に副作用は無かったが、長年(20年位)、悩まされていた口内炎がすぐ治るようになった。これまでは1度、口内炎ができると2週間位治らなかったものが、1日か2日で治るようになった。
 ネットで調べると、私と同じように口内炎が治ったという人もいるらしい。
 これまでは口内炎ができると食事をするのが億劫に思えるほどの痛みを感じていたが、現在では、小さな口内炎の状態ですぐに治ってしまうので、大きなストレスから解放された。

 以前から、口内炎がすぐに治る薬があれば10万円支払ってもいいと思っていたが、まさか1錠200円程度の薬で治るとは思ってもいなかった。「口内炎が治る薬」と言うよりも「体質が変わる薬」と言った方が正しいのかもしれないが。

 口内炎には「アフタ性口内炎」と「ヘルペス性口内炎」がある。私の場合は前者の「アフタ性口内炎」だと思うが、アフタ(灰白色斑)ができる前に治るようになった。ひょっとするとこれも細菌のようなものが悪さをしていたのかもしれないなと思っている。

 現代医学の常識がひっくり返りそうな話だが、コロナ禍で現代医学は嘘だらけということが判明した現在、どんな新説(真説)が出ても驚くこともなくなった。個人的には、まんざらハズレてもいないのではないかと思う。

 これを読んでイベルメクチンを購入する人がいるかもしれないので、一応お断りしておくと、どんな薬でも100%リスクが無いというわけではないので、イベルメクチン服用はあくまでも自己責任でお願いします。

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posted by 自由人 at 09:42 | Comment(0) | 医療
2022年08月16日

急逝された現代日本のヒポクラテス


■虚血性心不全で亡くなった近藤 誠氏

 2022年8月13日、医師の近藤 誠氏が亡くなった。死因は虚血性心不全とのことで、出勤途中に突然体調を崩し搬送先の病院で亡くなったと報道されている。

 現代医療を痛烈に批判していたという理由もあって、一部では「●された」という意見も出回っているようだが、確認の仕様が無いので、ここではそのことについては触れない。
 しかし、近藤氏が亡くなったという一報を受けて、「近藤誠はガンで亡くなった」というデマを流していた人もいたらしい。

 私自身、父親をガンで亡くしているので、父親がガン宣告された頃に近藤氏の本に初めて触れた。当時は、様々なガン関連の書物を貪るように読んだが、近藤氏も今ほど有名ではなかったので、近藤氏を批判する本も併せて読むことになった。直感的に近藤氏は本当のことを語っていると思えたものの、当時は、アンチ近藤の書物によって迷いが生じたことは否めない。

 当時の私が、現在の医療知識を有していれば、父親を救えたかもしれないと思うと慚愧に堪えないが、当時は、それも運命だったのだろうと受け入れることにした。
 たとえ、私が父親のガン手術やがん治療を止めていたとしても、ガンを宣告された本人が何も理解していないままだと、後々、別の病気になった場合、「ガン治療をしなかったからだ」ということになりかねないので、結局は、自己責任を適用する以外に方法は無かったと思うようになった。そういう思いに至ったのも、実は無知が原因なのだが、それがはっきり解るようになったのは、父親の死後、数年経ってからのことだった。

■「患者よ、がんと闘うな」と「患者よ、コロナと闘うな」

 幸か不幸か、そういった地獄を経験したので、現在の私は、コロナ問題においても専門家の意見に惑わされることなく冷静に真相を探れるようになったのだと思う。そういった意味では父親に感謝しなければいけないのかもしれない。少し大袈裟かもしれないが、最近、父親が死をもって、私を現代医療の洗脳から解き放ってくれたのかもしれないなと思うようにもなった。

 父親の死という大きな災いを経験しなければ、現代医療の洗脳は解けないぐらいに根が深かった。多分、現在、ワクチン批判を行っているような人々は、少なからず、私と同じような経験をしているのではないかと思う。自分自身が大病を患うか、家族が大病を患い死去するというような大きな出来事が契機となって、現代医療の矛盾に気付いた人がほとんどだろうと思う。

 そういった人々は、付け焼き刃的な浅い知識ではなく、場合によっては医者以上の知識を持っている人もいるので、信念を持って行動されている場合が多いと思う。それゆえ、どんなアンチが現れてもビクともしない。地獄に堕ちて学び得た智慧はそう簡単には破れない。

 近藤氏は最近、コロナについても多くの書物で論じていた。「ガン」も「コロナ」も突き詰めて考えると、根は一緒(同根)であるということなのだろう。

 近藤氏は本のタイトルにもある通り、「患者よ、がんと闘うな」と述べていた。現代であれば、「患者よ、コロナと闘うな」ということになるのだろうか?

 また、近藤氏は「がんもどき」理論を提唱し、「あなたの癌は、がんもどき」という本も出していた。これも現代であれば、「あなたのコロナは、ただの風邪」となるのかもしれない。「がんより恐いがん治療」は「コロナより恐いコロナ治療」、「がん放置療法のすすめ」は「コロナ放置療法のすすめ」となり、数え上げたらキリがない。

 現代日本のヒポクラテス的存在だった近藤 誠氏は、後年、生前の活動が高く評価されることになるだろう。ご冥福をお祈りします。

   

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posted by 自由人 at 13:43 | Comment(0) | 医療