2022年08月16日

急逝された現代日本のヒポクラテス


■虚血性心不全で亡くなった近藤 誠氏

 2022年8月13日、医師の近藤 誠氏が亡くなった。死因は虚血性心不全とのことで、出勤途中に突然体調を崩し搬送先の病院で亡くなったと報道されている。

 現代医療を痛烈に批判していたという理由もあって、一部では「●された」という意見も出回っているようだが、確認の仕様が無いので、ここではそのことについては触れない。
 しかし、近藤氏が亡くなったという一報を受けて、「近藤誠はガンで亡くなった」というデマを流していた人もいたらしい。

 私自身、父親をガンで亡くしているので、父親がガン宣告された頃に近藤氏の本に初めて触れた。当時は、様々なガン関連の書物を貪るように読んだが、近藤氏も今ほど有名ではなかったので、近藤氏を批判する本も併せて読むことになった。直感的に近藤氏は本当のことを語っていると思えたものの、当時は、アンチ近藤の書物によって迷いが生じたことは否めない。

 当時の私が、現在の医療知識を有していれば、父親を救えたかもしれないと思うと慚愧に堪えないが、当時は、それも運命だったのだろうと受け入れることにした。
 たとえ、私が父親のガン手術やがん治療を止めていたとしても、ガンを宣告された本人が何も理解していないままだと、後々、別の病気になった場合、「ガン治療をしなかったからだ」ということになりかねないので、結局は、自己責任を適用する以外に方法は無かったと思うようになった。そういう思いに至ったのも、実は無知が原因なのだが、それがはっきり解るようになったのは、父親の死後、数年経ってからのことだった。

■「患者よ、がんと闘うな」と「患者よ、コロナと闘うな」

 幸か不幸か、そういった地獄を経験したので、現在の私は、コロナ問題においても専門家の意見に惑わされることなく冷静に真相を探れるようになったのだと思う。そういった意味では父親に感謝しなければいけないのかもしれない。少し大袈裟かもしれないが、最近、父親が死をもって、私を現代医療の洗脳から解き放ってくれたのかもしれないなと思うようにもなった。

 父親の死という大きな災いを経験しなければ、現代医療の洗脳は解けないぐらいに根が深かった。多分、現在、ワクチン批判を行っているような人々は、少なからず、私と同じような経験をしているのではないかと思う。自分自身が大病を患うか、家族が大病を患い死去するというような大きな出来事が契機となって、現代医療の矛盾に気付いた人がほとんどだろうと思う。

 そういった人々は、付け焼き刃的な浅い知識ではなく、場合によっては医者以上の知識を持っている人もいるので、信念を持って行動されている場合が多いと思う。それゆえ、どんなアンチが現れてもビクともしない。地獄に堕ちて学び得た智慧はそう簡単には破れない。

 近藤氏は最近、コロナについても多くの書物で論じていた。「ガン」も「コロナ」も突き詰めて考えると、根は一緒(同根)であるということなのだろう。

 近藤氏は本のタイトルにもある通り、「患者よ、がんと闘うな」と述べていた。現代であれば、「患者よ、コロナと闘うな」ということになるのだろうか?

 また、近藤氏は「がんもどき」理論を提唱し、「あなたの癌は、がんもどき」という本も出していた。これも現代であれば、「あなたのコロナは、ただの風邪」となるのかもしれない。「がんより恐いがん治療」は「コロナより恐いコロナ治療」、「がん放置療法のすすめ」は「コロナ放置療法のすすめ」となり、数え上げたらキリがない。

 現代日本のヒポクラテス的存在だった近藤 誠氏は、後年、生前の活動が高く評価されることになるだろう。ご冥福をお祈りします。

   

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posted by 自由人 at 13:43 | Comment(0) | 医療