2022年09月19日

ブログの「アクセス解析」は正しいのか?


■あまりにも不自然な「アクセス解析」にもの申す

 長らくブログを書いていると、ある疑問を抱く時がある。それは、ブログのアクセス解析は、本当に正確な数値を表示しているのか?ということ。

 これについては、これまで何度も疑ってきたが、現在ではパソコンだけでなく様々な媒体からのアクセスがあるので、管理システムの方にも問題が有るのだろうと諦めていた。

 しかし、どう考えても不自然なことが続いているので、1度、この辺で疑問を呈しておこうと思う。

 私は、ほぼ毎日欠かさず、アクセス解析画面を覗いているが、なぜか、毎日、同じ1つの記事に対して一定数のアクセスがある。具体的に言うと『日産自動車の「不正」と「リストラ」』という3年前に書いた記事だが、計ったかのように10から20アクセスになっている。

 内容的には、ゴーン氏逮捕の時事問題を扱った記事なので、3年も経過してから毎日読まれるような記事ではない。日産の株価について記述しているので、たまには株式関係のアクセスが有るかもしれないが、毎日、2桁の決まったアクセス数が有るというのは、どう考えてもおかしい。

日産自動車の「不正」と「リストラ」

 不自然なのは、これだけではない。ブログ記事を新規投稿すると、決まって、10から20のアクセスがある。(ちなみにアクセス解析は1時間に1回更新される)
 当初は、10から20人の人がRSSを利用されてアクセスされているのかな?と思っていたが、数年間に渡って毎回毎回、同じ人数というのは、どう考えても不自然だ。

 まだある。私が自分自身の過去のブログ記事にアクセスすると、なぜかその記事のアクセス数が、1時間後に10ほどアップする。私がアクセスしたからといって、他の人が自動的にアクセスするわけがないので、これもどう考えても不自然だ。

 ただ、ブログ記事が外部サイト等に紹介された場合は、そのアクセス数が正確(?)に表示されているフシもあるので、なにもかもがデタラメというわけでもなさそうだが、あまり参考にならないということだけは間違いなさそうだ。

 ブログを始めたばかりの人に対するサービスとして、アクセス数が上がったかのように見せかけるシステムになっているのかもしれないが、長年、ブログを書いている人間に対しても同じシステムを適用するのは問題かもしれない。

 いずれにせよ、これではブログを書くモチベーションが上がらないので、グーグルアナリティクスを使用してより正確なアクセス数を把握するか、ツイッターでも間接利用して変化を付けようかと考えている。

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posted by 自由人 at 11:16 | Comment(0) | ブログ
2022年04月16日

ウクライナ関連記事が書けなくなったブロガー達


■戦争を扱った内容の記事は書いてはいけないのか?

 既に、いろんなサイトで取り上げられていると思われるが、先日、グーグルから以下のようなアナウンスがあった。

ウクライナでの戦争を受け、Google は、戦争を利用するコンテンツ、戦争の存在を否定するコンテンツ、または戦争を容認するコンテンツを含む広告の収益化を一時停止します

 この短い文章を読む限りでは、あまりにも抽象的過ぎて、よく解らないというのが正直なところであり、戦争を否定しても、戦争を肯定しても、どちらもいけないと受け取れてしまう。これだけでは、戦争を扱った内容の記事は書いてはいけないということになってしまう。

 そう思っていると、今度は、上記のアナウンスに追加する形で、グーグルから以下のようなメールが届いた。

この一時停止措置の対象には、不幸な事象が起きた責任は被害者自身にあると示唆する主張、および被害者に対する同様の非難(例: ウクライナが大量虐殺を行っている、または意図的に同国民に攻撃を行っているとする主張)が含まれますが、これらに限定されません。

 要は、グーグルはアメリカ(西側諸国)の企業なので、ウクライナを批判する記事については広告料を支払いませんということらしい。

 広告自体が非表示になるのか、それとも広告は表示されるが収益は無しということになるのかは不明だが、もし後者だった場合、企業からの広告料はグーグルに支払われるのに、ブロガーには還元しないということになってしまう。

 現時点で当ブログの広告自体は表示されているので、当ブログが対象となっているわけではなさそうだが、現在、世界で最も注目されているホットな情報を伝えられないということになると、言論統制としか思えないのだが。

 今回、グーグルアドセンスを利用しているブロガー全てに警告を発しているわけだから、今後、収益に拘るブロガーはウクライナ問題を書かなく(書けなく)なっていくかもしれない。

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posted by 自由人 at 10:43 | Comment(0) | ブログ
2022年03月25日

「BLOGOS参加」の回想録と「BLOGOS終了」の御挨拶


■BLOGOSのサービスが終了

 少し時期尚早ながら、3月下旬は多忙なため、書ける間に御挨拶を書いておこうと思う。

 既にアナウンスされている通り、2022年5月31日でBLOGOSのサービスが終了となるため、その2ヶ月前の3月31日にはサイトの更新が停止になる。もし、このブログ記事が転載されれば、これが私の最後のBLOGOS転載記事となり、2ヶ月後には全ての記事が閲覧できなくなる。

 これまでの経緯を少し振り返ってみると、私がブログを書き始めたのは2007年のことであり、2010年にBLOGOS Financeの田野氏(現在のBLOGOS編集長)からお誘いのコメントを頂いた。その後、2011年にBLOGOSに移転することになったが、早いもので、あれから10年が経過したことになる。まさに光陰矢の如しだ。

 私自身、ネットで意見を書くようになったのは、昔の一時期、ホリエモンのファンだったからという理由が大きい。ライブドア事件の時にホリエモンを擁護する意見をネットで書いたことが切っ掛けだったので、同じライブドア系列のBLOGOSからお誘いがあった時は、何かのご縁かもしれないなということで参加させてもらうことにした。

 当初、BLOGOSに参加すれば、当ブログへ訪問してくれる人も大きく増えるかな…と思っていたのだが、残念ながら増えなかった。やはり、いつ更新されるか分からない個人のブログよりも、毎日、新しい記事が次々と掲載される総合サイトの集客力は大きかった。

 当初から1万人以上の人にブログを読んでもらうことを目標として掲げていたが、その目標は意外な形(BLOGOSに参加すること)で達成された。と言っても、どの記事も必ず1万人が読んでくれるわけではなくて、アクセス解析で確認すると、少ない時は数百人ということもあり、最高で数十万人だった。平均すると、数千人位だったと思う。

 BLOGOSは一応、公的なサイトということもあり、転載されることを目的に、自分なりに表現を控える形でブログ記事を書く癖が付いたことは良い経験になったと思う。この10年間で、ブログ記事を書くスピードも2倍以上速くなったと思う。

 BLOGOSに記事が転載される中、多くのブロガーがいなくなっていった。単に記事を書かなくなったのか、転載されなくなったのか、各人それぞれにいろんな理由があるのだろうけれど、最近では動画サイトに流れた人も多かったのではないかと思う。特にお金儲けでブログを書いているような人は、経済的にもブログを継続するのは難しくなっていったのではないかと思われる。

 BLOGOSのサービスが終了になるのは、ブロガーの減少だけが理由ではないと推察するが、いずれにしても残念な出来事だ。

 私はお金儲けでブログを書いているわけではないので、これからも可能な限りブログを書いていくつもりでいる。私自身の思想もこの10年間でかなり変化したので、昔に書いた記事等は非公開にしようかとも考えている。

 最後に、BLOGOS編集部の皆様には長い間、お世話になりました。伏して御礼申し上げます。拙い文章を読んでくれた読者の方々にも、この場を借りて御礼申し上げます。

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posted by 自由人 at 22:58 | Comment(0) | ブログ
2021年12月31日

「デジタルファシズム」社会におけるブロガーの立ち位置


■タブーだらけのデジタル社会で真実を伝えるには

 今年は1年間で計117個のブログ記事を書いたことになるので、3日に1回のペースでブログを更新していたことになる。昨年には及ばなかったものの、コロナ関連記事がどんどん増えていく傾向にある。

 過去4年間の記事数は以下の通り。 ※( )内はBLOGOSに転載された記事数

 2021年 117(49)
 2020年 141(106)
 2019年 104(90)
 2018年 68(60)

 こうやって見ると、コロナ関連の記事は1年前の米大統領選関連記事と同様に、どんどん規制が厳しくなっている影響か、BLOGOSにもなかなか転載していただけなくなっていることがよく分かる。

 私自身は、ある程度、オブラートに包んで書いているつもりでいるが、それでも非営利の個人ブログなので、案外、好き放題に書いているため、タブーに触れているような箇所も多々あることも認識している。
 そんな記事をヘタに転載すると炎上しかねないので、事前にリスク回避をしていただいているのだろうと思っている。
 
 かつては、個人ブログにはタブーは無いと言われたことがあるが、現実的にはタブーだらけであり、本音というのはなかなか書けない空気が充満している。
 しかしながら、個人ブログで当たり障りのない建前記事ばかり書いていても面白くないし、読まれる方も面白くないだろうから、今後も可能な限り、本音記事を書いていきたいと思う。

■デジタル社会におけるアナログ媒体の利点

 ブロガーからユーチューバーに転身される人も結構いるみたいだが、ユーチューブ等の動画となると、文字主体のブログよりもはるかに規制が厳しくなるので、余計に言いたいことを言えなくなるというジレンマを抱えている人も多いのではないかと思う。本当の正しさを追求し、真実に辿り着いた人ほど、このジレンマが大きくなるという不条理な世界となっている。

 間違ったことを書いて(言って)検閲されるなら本望だが、正しいことを書けば(言えば)検閲されるというのが現代なので、善悪が転倒、倒錯している社会だとも言える。

 検閲を避けられるという点では、ユーチューバーよりもブロガーの方がまだ有利なのかもしれない。実際、テレビでは言いたいことが言えない環境が作られているが、書籍や雑誌はそうでもない。日本で本当に言いたいことがあるなら、本を出版するのが最も安全かもしれない。

 本に限って言えば、戦後のような検閲は無くなった。戦後間もない頃だと、完全に出版を差し止めされそうな本が現在では普通に出版され流通している。いちいち全ての本を検閲するには人的資源が足りないというのも1つの理由だろうか。

 現代の検閲は人間の目ではなく、主にAIプログラムが行っているため、アナログメディアになればなるほど、検閲から逃れられるという時代的背景がある。デジタル映像メディアだと音声も自動検閲されるので、ユーチューブ等は、デジタル監視社会の検閲ツールとして利用されやすいということになる。

 時代はまさに「デジタルファシズム」社会。そんな向かい風の中、可能な限り、真実を伝えるメディアでありたいと思う。



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posted by 自由人 at 09:51 | Comment(1) | ブログ
2020年12月31日

株式投資やFXよりも難しいブログ運営


■ゴーンに始まりコロナに終わった1年

 ゴーンに始まりコロナに終わった激動の2020年がようやく終わりを迎えようとしている。

 昨年はコロナの影響で労働時間が減少したため、その影響もあってブログ記事を書く余裕が生まれ、今年のブログ記事数は過去最高を記録した。
 過去3年間の記事数は以下の通り。 ※( )内はBLOGOSに転載された記事数

 2020年 141(106)
 2019年 104(90)
 2018年 68(60)

 1年前にも書いた通り、ブログ記事数が増えても、ブログ収入は増えていない。私の場合、収入と言うよりも、お小遣い程度、いや、お小遣いにすらならない程度のブログ収入しかないので、特に期待はしていないが、ブログ収入に依存しているような人にとっては難しい時代なのだろうなと思う。

 1年間に100本以上のブログ記事を書いても、トータル収入は、時給に換算すると100円以下かもしれない。あくまでも私の場合の話なので、中には時給1万円というような人もいるのだろうと思う。

 これを本業にするとなると、1日8時間書きっぱなしでも年収は20万円程度にしかならないと思われるので、どう考えても無理ゲーの領域に入る。ブログを書くためにはインプットも重要で、情報や知識をインプットするための自己投資費用を差し引くとマイナス収支になってしまう。

 これを商売や副業にするぐらいなら、株式投資やFXの方が数百倍は楽な方法だろうと思う。

■無料で情報を入手できる時代が生んだ徒花(あだばな)

 ブログで1年間かけて稼ぐ金額を、株式投資やFXでは、少しだけリスクを取るだけで労せずに1日で儲けることできるという不条理。
 ブログはノーリスクとも言われるが、炎上リスク等を考えるとノーリスクではなく、ローリスクゼロリターンに近い。ブログと比較すれば、株式投資やFXはローリスクハイリターンになってしまう。

 世の中にはブログで寄付を募っているような人もおられるが、ブログだけで生活していくとなると、そんな手段(パトロンの募集)を講じなければ成り立たないということなのだろう。

 最近は、ユーチューブで副業している人も多いらしいが、こちらも広告収入が減少しているという話をよく耳にする。企業が支払う広告費というものは、クリックする人が増えれば増えるほど高くなるというものではなくて、限られた広告費を分配するか、クリックが一定数に達した時点で終了となるケースが一般的なので、広告を出す企業が増えない限り、トータル的な広告費としてのパイは増えない。ユーチューバーが増加して広告量が減少すれば、1クリックの報酬は自ずと減少することになる。

 結局、景気の良い悪いは、こんなところにも影響するということ。

 景気の良い国では、企業の出す広告費が増加して、その広告をクリックして商品を購入する前向きな消費者も多く、末端のブロガーやユーチューバーにまでトリクルダウン的にその恩恵にあずかることができる。

 しかし、20年以上もデフレ不況を放置するような国では、企業の出す広告費が減少して、その広告をクリックする人も少なく、むしろクリックすればお金を取られると思っているような後ろ向きな消費者も多く、末端のブロガーやユーチューバーは「骨折り損のくたびれ儲け」ならぬ「骨折り損のくたびれ損」を余儀無くされる。

 無料で情報を入手できる時代が生んだ徒花、残念ながら、それが多くのブロガーの偽らざる姿なのかもしれない。

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posted by 自由人 at 12:02 | Comment(1) | ブログ