■「謎の病」としてのスペイン風邪
昨年、新型コロナウイルスの報道が始まった頃を振り返ってみると、当時は、主に老人(基礎疾患を持つ老人)だけが肺炎で死亡する流行り病だと伝えられていた。
例年流行するインフルエンザは全年齢層対象で、主として免疫力が低下している人間が死亡するケースが多い流行り病だということを考えると、新型コロナウイルスは、老人だけを意図的に狙ったかのような不自然なウイルスだった。
不自然さという意味では、100年前に流行したスペイン風邪も、戦争に行く成人だけを狙ったかのような流行り病だった。風邪と言われているにも拘らず、低年齢層や老年齢層はスペイン風邪に罹患せず、健常な成人だけが病に罹るという、あまりにも不自然極まりないウイルスだった。
第一次世界大戦中のことだったので、スペイン風邪の影響で戦争が早く終結したというプラスの側面はあったとはいえ、スペイン風邪で死亡した人はあまりにも多かった。実際に戦争が長引いていたとしても、スペイン風邪ほどの犠牲者数は生まれなかったかもしれない。
当時の世界人口20億人弱の内、一説では死亡者が1億人に上ったとも言われているので、実に5%もの人間が死亡したことになる。果たして、ただの風邪でそこまでの人が死亡するものなのだろうか?
■スペイン風邪は「薬害」だったという疑い
第一次世界大戦で死亡した人は1000万人程度と言われているので、スペイン風邪は、その10倍の死亡者を出したことになる。果たして、戦争でそこまでの犠牲者が出ただろうか。
まるで戦争を止めるためにタイミングよく流行したかのような病だったということもあり、スペイン風邪を天の采配のようなものと捉える向きもあるようだ。私も以前まではそんなこともあるのかな…と思っていたが、より詳しく調べてみると、どうやら、当時のワクチン接種と無関係ではないらしく、直接的な死亡原因はスペイン風邪ではなく、ワクチン接種だった疑いが濃厚であることが分かった。
海外の戦地で細菌性の病気に罹らないようにと戦争に行くアメリカの成人男性を中心に、ワクチン接種を行ったことで多くの成人男子が病を発症し死亡した疑いがあるらしい。なるほど、そう考えれば、当初、健常な成人男性だけがスペイン風邪に罹り死亡したという謎も理解できる。
ワクチンだけでなく、その後に配布されたアスピリンが原因だという意見もあるようだが、いずれにしてもスペイン風邪の実体が薬害だったということであれば、まさに歴史的な不都合な真実だ。もしかすると、人類は100年経っても同じ過ちを繰り返そうとしているのかもしれない。
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