
■「マーガリン」という不健康食
最近は、かつてないほどの健康食ブームが芽生えつつあるようで、食品添加物や身体に悪い食べ物に敏感になる人が徐々に増えつつあるようだ。
特に、毎日食する水や塩、砂糖や味噌、コーヒーなどは、なるべく天然の物が欲しいという人が増えて、多少、値段が高くても、これまで以上に売れる傾向にあるらしい。
私自身も、何年も前から、水・塩・砂糖には拘ってきたので、そのままの水道水は飲まないし、天然の天日塩を買い、白砂糖も食べなくなった。ついでに言うと、牛乳も飲んでいないし、マーガリンも食べていない。牛乳もマーガリンもいろんな食品(主に菓子類)に入っているので、全く食べていないわけではないのだが。
食品については1点、1点、個別にブログ記事が書けそうだが、今回は、マーガリンについての個人的な考察を書いてみたいと思う。
前回の参議院選挙で、彗星の如く現れた参政党の吉野氏が、街頭演説で食品添加物の話をよくされていたので、身体に悪い食べ物というのが世間に広まる手伝いをしたと思われるが、最近では、何かと話題のごぼうの党の奥野氏がマーガリンのことについて述べておられる。
奥野氏曰く「マーガリンは世界中で販売が禁止されているのに日本だけが堂々と販売されている」ということで、「マーガリンも禁止することのできない現在の政府には何も期待できない」と言われている。
■「食べられるプラスチック」としてのマーガリン
よくマーガリンは「食べられるプラスチック」と言われることがある。マーガリンは腐らないし、蟻もたからないので、そう呼ばれるようになったのだと思うが、腐らないというのは本当だと思うが、蟻もたからないというのは少し言い過ぎであり、実際に実験して蟻がたかることを確かめた人もいるようだ。
マーガリンが世界中で危険だと言われる理由は、腐らないからという理由ではなくて、トランス脂肪酸だからという理由が大きい。
トランス脂肪酸とは、植物油を高温にして脱臭する工程で生じる脂肪酸のことであり、米国食品医薬品局(FDA)は2013年の段階で「トランス脂肪酸の使用を全面的に禁止する」と発表している。
一説では、トランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを上昇させ、善玉コレステロールを低下させる働きがあることから危険だと言われることがあるが、私はこの意見には懐疑的だ。コレステロールに善玉も悪玉もないことを証明された科学者もいるので、コレステロール悪玉論はガセネタである可能性が高い。
■「マーガリン」が危険な本当の理由
ではなぜ、トランス脂肪酸が危険なのかと言うと、ほぼ自然界には存在しない化学式を持った物質であるからだ。
自然界に存在しない化学式を持った物質がなぜ危険であるのかと言うと、人間の身体がその物質をどう処理するのか分からないからである。
自然界にある化学式を持った食物であれば、人間の身体は、栄養素を正しく分解して処理してくれるが、自然界にない化学式を持った食物は、それが正しくできるかどうか分からない。
人間の消化器官(胃腸)が、自然界に存在しない不自然な物質を吸収せずに、不用物として(便として)排出してくれるなら、特に危険性も無いのだろうけれど、それが分からないということが危険だということ。
不自然な物質が間違って身体の隅々にまで行き渡ってしまうと、どこかで健康上、大きな問題(病)が発生する可能性があるという意味で危険なのである。
とはいえ、私自身も小学生の頃から学校の給食でマーガリンを食べさせられたし、大人になってからも好んで多くのマーガリンを食してきた。それでも、これといって、それが原因と思われる病を発症したわけではないので、本当にそこまで危険な食物という実感が湧かない。
私の高校時代の先生などは、お腹が減ったら、マーガリンを1箱まるごと食べるという人がいたが健康そうに見えた。もしマーガリンが危険な食べ物であれば、あの先生はもうこの世にはいないと思われるが、確認はしていない。
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