2024年03月10日

閉鎖的な空間に様変わりするインターネット空間


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■「ペナルティ」という名の言論統制

 現在のユーチューブの規約には以下のようなものがあるらしい。

 「ワクチンが慢性的な副作用を引き起こすという主張は許可されません

 常識的に考えると「えっ?」と耳を疑いたくなるような規約である。

 これまでは、どのようなワクチンにも副作用のリスクが有るということは一般人にも浸透した常識であったはずだが、ワクチンの副作用を語ることはユーチューブでは許されないという主張を行っていることになる。なぜ、ただのIT企業の1サービスでしかないユーチューブがワクチンの副作用について語ることを禁止にしなければいけないのだろうか?

 ブログでも、以前、グーグルから「ウク○イナ戦争について語るとペナルティを課す」という通達があったことはお伝えしたが、どちらも言論統制を行っているとしか考えられない(理由は以下に説明)。

 当ブログでも何回かウク○イナについて述べたので、現在は広告をクリックしても収益が発生しないようになっているようだ。企業からは広告費をもらっているはずなのに、その広告を出しているブロガーには収益を一切還元しないというようなことが平然と行われているのあれば、どうも釈然としない。規約通りと言えばそれまでだが、収益を支払うという規約を反故にしてまで優先する規約なのだろうか?と疑わざるを得ない。

 100歩譲って、ウク○イナについて書いた記事が収益停止になるならともかく、その他の記事も全て収益停止になっている。これはつまり、ウク○イナについて書いた記事にペナルティが課されるのではなく、ウク○イナについて書いた人間にペナルティを課しているということになる。これが言論統制でなくて一体なんだと言うのだろうか?

■最も「言論の自由」が許されているのはX(旧ツイッター)

 こういった道理に反したことが世界的に何の問題にもならずに平然と行われているということ自体が、この世界(社会)の成り立ちを暗に示している。この世界(社会)の法律も善悪の基準も一部の支配者層が牛耳っていることを意味している。法律の上に君臨している彼らにとっては、法治国家などはフィクションでしかないということを暗に示している。

 昨年(2023年)の11月には、アマゾンの方でも商品の広告リンク作成機能が廃止された。こちらは全ブロガーが対象だが、これまで商品の広告収入に依存してきたブロガーなどにとっては、急に梯子を外されたようなものであり、商売上がったりになった人もいるのではないかと思う。

 グーグルやアマゾンのブロガー支援システムだったクリックビジネスは、コロナ後、少しずつ様変わりしてきており、これまでのような開かれたシステムではなくなってしまった。

 ユーチューバーやブロガーのモチベーションでもあった広告クリックシステムが閉鎖的となり、自由なシステムは音を立てて崩れていく様を観ているかのようですらある。個人の情報発信者も、一部の支配者層に都合に良い情報しか発信できないという現在のマスメディアと同じような状況に置かれようとしているかのようだ。

 上記のような事情から、現在は、ユーチューバーやブロガーを止めて、X(旧ツイッター)に移行している人も多いらしい。
 イーロン・マスク氏がツイッター(現X)を買収してからは、Xの会員にならなければツイート(現ポスト)を正しく閲覧できなくなったようなところは閉鎖的だと言えるのかもしれないが、逆にシステム利用料金を支払うと収益化が可能になった。収益は閲覧数に比例するので、利用料金を支払った上でプラスになるような人はそれほどいないかもしれないが、ツイート(現ポスト)がバズることをモチベーションにする人は増えていきそうだ。

 どんどん閉鎖的になっていくインターネット空間で、現状、最も「言論の自由」が許されている大手SNSはX(旧ツイッター)であることに疑いの余地はないが、私の場合は、未だイーロン・マスク氏を完全に信用したわけではないので、一般会員のままでいようと思う。

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posted by 自由に考える人 at 11:40 | Comment(0) | 社会問題
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