2022年12月24日

特攻隊(ワクチン接種)に自ら志願する現代人


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■「特攻5回目に行ってきます」

 「ワクチン5回目を打ちに行ってきます

 会社の人から、そんな台詞を聞かされた。

 私は怪訝そうに「打つの…?」と尋ねたものの、「大丈夫です」と言うその人に対して「打たない方がよい」または「打ってはいけない」とは言えなかった。

 1回目のワクチンを打つ前には「打たない方がよい」と忠告したものの、さすがにそれから4回も打った人に対して「打つな」とは言えない。

 これまで、ワクチンを打つ人に「打たない方がよい」と言っても、「なぜですか?」と聞いてきた人は1人もいなかった。彼らは生まれた時からワクチンは絶対的に正しいものだと完全に思い込んでしまっているため、何を言っても暖簾に腕押しになってしまう。

 私には「ワクチン5回目を打ちに行ってきます」という言葉が「特攻5回目に行ってきます」のように聞こえた。

 命を賭けて戦場に赴く知人を制止することができない自分に歯痒さを感じた。

■史上空前の「どんでん返し」ドラマ

 かつての特攻隊であれば、本人自身が命の危険があることを知っていたはずだが、今回のワクチン接種にそんな危険性が有ることなど夢にも思っていない。そんな危険が有るなら真っ先に逃げ出すだろう人に限って、ワクチン接種に果敢に挑んでいく。

 今年だけでワクチン死亡者は10万人を超えていると知れば、彼らはこぞって「ワクチンなんて恐くて打てません!」と言うだろう。しかし、そういった情報を知らないし知ろうともしない。まさに悲劇と言うしかない。

 疑うことを知らない純粋無垢ぶりは日本人の美徳なのかもしれないが、サスペンスドラマやスリラー映画などを観ている人であれば、ラストには思わぬ結果(どんでん返し)が待ち受けているようなことがあるかもしれないと考えてもよさそうなものだが、彼らは、そんなドラマチックな展開はフィクションの世界でしか起こらないと高を括っているのかもしれない。

■「ワクチンみんなで打てば恐くない」は通用するか?

 彼らをワクチン接種へと誘う根源にある思想は「赤信号みんなで渡れば恐くない」という考えがあるのだろうと思う。
 既に1億人近くの国民がワクチン接種を受けているので、それが危険なものであるはずがないという思い込みがあるものと思われる。

 しかし、「赤信号みんなで渡れば恐くない」という言葉が成立するには前提がある。

 その前提とは、車が走行していない道路だということ。なるほど、車が走行していない道路であれば、横断しても危険性はない。赤信号を渡ることは法律で禁止されてはいるが、皆が赤信号を無視して道路を渡っているなら、罰せられることもない。

 では、その道路が頻繁に車が走行している道路だった場合はどうだろう? そんな危険な道路を赤信号で渡る人がいるだろうか? 途切れることなく車がビュンビュン走行している道路では、「赤信号みんなで渡れば恐くない」は通用しないのだ。
 目隠しされて、そんな危険な道路を赤信号で渡る姿は、恰も、光や音に敏感に反応する猫が、本能的に道路を横切って事故に巻き込まれる姿を彷彿とさせる。

 「ワクチンみんなで打てば恐くない」は、本当に通用するのか? 今年だけで10万人もの人が交通事故で死亡している道路を赤信号で渡ることに危険性は無いのか? 交通事故に遭遇する前に、もう1度、冷静になって考えることをオススメする。

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posted by 自由人 at 10:06 | Comment(0) | コロナ問題
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