2022年06月19日

カルト教としての西洋医学


■医療設備が増加すればガン患者も増加するという悲劇

 日本では毎年40万人近い人がガンで亡くなっていると言われており、その数は毎年増加し続けている。
 一方で、日本の医療設備は世界一充実しているとも言われている。世界一、医療設備が充実した国のガン患者が毎年増加傾向にある。この矛盾に対して語ることは長らくタブーとされてきたが、最近では、参政党の吉野敏明氏の街頭演説も手伝ってか、その事実を多くの人々が知るようになってきた。

 欧米等では、もう随分と前から、ガン患者は減少傾向にあり、ガンになる原因についても、様々な角度から研究が為されている。食品添加物や農薬はもとより、加工食品やトランス脂肪酸等の有害性についても周知徹底されており、ガン治療の有害性についても、多くの人が気付いている。

 しかし日本では、食品添加物や農薬の基準値がどんどん上がっており、加工食品やトランス脂肪酸についての危険性もあまり伝わっておらず、ガン治療の有害性を語ることもタブーとされている。

 参政党の吉野氏は、ガンの主な原因は食品(食品添加物)と言われているが、これは半分は当たっていると思うが、実は全く別の理由もある。

■日本の野菜は危険なのか?

 ヨーロッパの人々が日本に旅行に行く場合、当地の旅行代理店から“注意書き”なるものが手渡されるそうで、その“注意書き”には以下のように書かれているらしい。

 「日本の野菜は農薬の使用量が高くて危険なので、できるだけ野菜は食べないようにしてください

 実際にその“注意書き”を見たわけではないので、これが本当のことかどうかは不明だが、実際の農薬使用量を調べたところでは、確かにヨーロッパ諸国に比べると日本の農薬使用量は極端に高いと言わざるを得ないので、当たらずも遠からずなのだろう。

 ただ、農薬を大量に使用しているからという理由だけで、無条件にガンになるとは言い難い。人間にはある程度の毒物を分解する力もあるし、食べる量に比例して農薬含有量も変わってくるので、農薬を使用した野菜を食べたからといって、その農薬が全て人体に吸収されて誰もが必ずしもガンになるというわけではない。

 日本でガン患者が増加し続けている理由は、食べるものだけが原因ではなく、過剰なガン検査や精神的なストレス等、他にも様々な原因があるが、ここでは、ガン検査のみに絞って考えてみよう。

 「早期発見・早期治療」という言葉もあるように、日本では、過剰なまでの定期的な健康診断や、他国では行われていない「人間ドック」という至れり尽くせりのガン検査が用意されている。

 最新の検査設備によって、これまで発見されなかった極小のガンを発見することができるようになったことで、ガン患者が増加したという側面もある。

 実際、死亡した60歳以上の男性を解剖すると8割以上の人から前立腺ガンが発見されるらしい。それが本当にガンであるかは不明(後述する)だが、本来であれば、寿命(老衰)で死亡するまで気付くことのなかったガンを見つけてしまうことで、ガン患者が増加するという皮肉な結果が生まれることになる。このことを皮肉って「早期発見・早期死亡」と言う向きもある。

■現代医療は「マトリョーシカ詐欺」

 しかし、話はここで終わらない。ガンの定義というものは、各国でバラバラで、どこまでが「良性腫瘍」でどこまでが「悪性腫瘍」かという診断も実はあやふやであり、アメリカで「良性」と診断されたものが日本では「悪性」と診断されたというケースもある。

 腫瘍が「良性」か「悪性」かの診断は、その人物の人生を左右する重大な診断であり、命に関わるという理由からも受験における「合格」か「不合格」かの比ではない。そんな重大な診断が国ごと、あるいは医者ごとに違うとなれば、これは看過できない重要な問題であるはずだが、ほとんどの一般人(看護師も)はそんなことを知らされていないため、「悪性」と言われれば、神(死神)からの御託宣(死の宣告)と思い込んでしまう。

 恋をすると「痘痕(あばた)も靨(えくぼ)」に見えると言われるが、恐怖を抱くと「黒子(ほくろ)も癌細胞」に見えてしまう。

 「良性の腫瘍」が「悪性の腫瘍」と診断されると、西洋医学の規定により、通常は、手術・放射線・抗がん剤という流れになる。抗がん剤を使用すると、激しい副作用とともに身体中の免疫力が激減することになり、単なる風邪で肺炎を併発して亡くなるというケースも多々ある。がん患者のほとんどは、がんで死亡するわけではなく、がん治療で死亡している。つまり、食べ物ががんの発症原因であったとしても、必ずしも死亡原因ではないということ。

 仮に抗がん剤でガンが寛解した人であっても、誤診(?)で「悪性の腫瘍」だった場合は、元々、ガンではなく治療する必要もなかったわけだから、全てが無駄な治療だったということになってしまう。そして、元々、ガンではなかった健康な人が、その治療でガンが治ったということにされてしまう。

 西洋医学のガン医療というものは、入れ子構造になっており、剥いても剥いても、新たなトリックが用意されている。こういうトリック構造を「マトリョーシカ詐欺」(私の造語)と言う。

 故ロバート・メンデルソン医師は、「現代医学は宗教である」と喝破した。より正確に言うと「西洋医学はカルト教である」が正しい。



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posted by 自由人 at 14:41 | Comment(0) | 社会問題
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