■「レンタル半額」は12月31日で終了
ゲオの株主優待だった「レンタル半額」の有効期限が12月31日で遂に終了となる。
多くの株主からの優待継続の声は残念ながら届かず、現在はセカンドストリートで使用できるサービス券(2000円分)に変更となった。これも中古ショップが流行しているという時代の趨勢だろうか。
詳しく覚えていないが、個人的にはもう10年近く「レンタル半額」のお世話になったと思う。年間100本以上の映画(CD、マンガ)をレンタルしてきたことを考えると、ざっくり20万円以上は浮いた計算になるのだろうか。
レンタルが半額だと、デジタル配信で観るよりもはるかにお得感があり、5本以上レンタルするとさらに割引があるので、実質的には1本100円程でレンタルすることができた。
気軽に何本でもレンタルできるので、普段は観ないようなB級映画を観る機会も得たが、今後は、人気作以外はあまり観なくなっていくのかもしれない。と言うか、そのての映画は、アマプラ等のデジタル配信でそのうち無料で配信されることが多いので、これまた、お金が動かない無料ビジネスの波に呑み込まれることに繋がっていくのだろうか。
■デジタル配信の波に呑み込まれないために必要なこと
最近のアマプラでは、DVDがレンタルされる前に無料で配信される作品も出てきている。ディズニー映画に限って言うと、端からDVDレンタルは行わず、デジタル配信(レンタル)のみという作品も増えてきている。最近で言えば、以下のような作品。
DVDレンタルのリアル店舗が、デジタル配信の波に呑み込まれないようにするためには、デジタル配信よりもお得感を演出する必要があり、ゲオの株主優待制度はそれに大きく貢献していたと思われるが、残念ながら今月一杯で一旦は打ち切りとなる。
打ち切りになるという情報は既に2年前から判っていたことなので、多くの投資家の予想に反してゲオの株価は上昇の兆しを見せている。所謂「アク抜け」(悪材料出尽くし)というやつだろうか。あるいは、単なる騙し上げだろうか。
多角的経営を行っているゲオ自体が、既にレンタル業にそれほど重きを置いていないということなのかもしれないが、1株主としては、今までお世話になった分、株主優待の復活に一縷の望みを込めて株主は継続したいと思う。
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