■ゴーンに始まりコロナに終わった1年
ゴーンに始まりコロナに終わった激動の2020年がようやく終わりを迎えようとしている。
昨年はコロナの影響で労働時間が減少したため、その影響もあってブログ記事を書く余裕が生まれ、今年のブログ記事数は過去最高を記録した。
過去3年間の記事数は以下の通り。 ※( )内はBLOGOSに転載された記事数
2020年 141(106)
2019年 104(90)
2018年 68(60)
1年前にも書いた通り、ブログ記事数が増えても、ブログ収入は増えていない。私の場合、収入と言うよりも、お小遣い程度、いや、お小遣いにすらならない程度のブログ収入しかないので、特に期待はしていないが、ブログ収入に依存しているような人にとっては難しい時代なのだろうなと思う。
1年間に100本以上のブログ記事を書いても、トータル収入は、時給に換算すると100円以下かもしれない。あくまでも私の場合の話なので、中には時給1万円というような人もいるのだろうと思う。
これを本業にするとなると、1日8時間書きっぱなしでも年収は20万円程度にしかならないと思われるので、どう考えても無理ゲーの領域に入る。ブログを書くためにはインプットも重要で、情報や知識をインプットするための自己投資費用を差し引くとマイナス収支になってしまう。
これを商売や副業にするぐらいなら、株式投資やFXの方が数百倍は楽な方法だろうと思う。
■無料で情報を入手できる時代が生んだ徒花(あだばな)
ブログで1年間かけて稼ぐ金額を、株式投資やFXでは、少しだけリスクを取るだけで労せずに1日で儲けることできるという不条理。
ブログはノーリスクとも言われるが、炎上リスク等を考えるとノーリスクではなく、ローリスクゼロリターンに近い。ブログと比較すれば、株式投資やFXはローリスクハイリターンになってしまう。
世の中にはブログで寄付を募っているような人もおられるが、ブログだけで生活していくとなると、そんな手段(パトロンの募集)を講じなければ成り立たないということなのだろう。
最近は、ユーチューブで副業している人も多いらしいが、こちらも広告収入が減少しているという話をよく耳にする。企業が支払う広告費というものは、クリックする人が増えれば増えるほど高くなるというものではなくて、限られた広告費を分配するか、クリックが一定数に達した時点で終了となるケースが一般的なので、広告を出す企業が増えない限り、トータル的な広告費としてのパイは増えない。ユーチューバーが増加して広告量が減少すれば、1クリックの報酬は自ずと減少することになる。
結局、景気の良い悪いは、こんなところにも影響するということ。
景気の良い国では、企業の出す広告費が増加して、その広告をクリックして商品を購入する前向きな消費者も多く、末端のブロガーやユーチューバーにまでトリクルダウン的にその恩恵にあずかることができる。
しかし、20年以上もデフレ不況を放置するような国では、企業の出す広告費が減少して、その広告をクリックする人も少なく、むしろクリックすればお金を取られると思っているような後ろ向きな消費者も多く、末端のブロガーやユーチューバーは「骨折り損のくたびれ儲け」ならぬ「骨折り損のくたびれ損」を余儀無くされる。
無料で情報を入手できる時代が生んだ徒花、残念ながら、それが多くのブロガーの偽らざる姿なのかもしれない。
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