2020年11月20日

「パラレルワールドの住人」としての日本人


■失われた「パラレルワールド」

 「もしも、あの時、違う選択をしていたら、今とは別の人生が存在していたかもしれない」という話は、映画やマンガでもよく見かけるSFストーリーでもある。そういった、本来、現出していたかもしれない別の並行世界が本当に存在するという仮説を発表している科学者もいる。

 簡単な例で言うなら、転職経験のある人であれば、転職せずにそのまま元の会社にいた場合の人生と、転職したことで開かれた人生は全くの別物だ。可能性の上では、どちらの世界も存在し得たものだが、本人の選択によって片方の世界は失われる。一般的には、その失われた側の並行世界のことを「パラレルワールド」と呼ぶ。

 個人的なことを書かせてもらうと、私も転職経験があるので、夜、寝ている時に、前の会社にいた場合の未来を描いた「パラレルワールド」のような夢を見ることがある。現実では、そんなことは有り得ないと思うはずが、夢の中では、それが当たり前のことだと錯覚しており、これは現実ではないということを疑うことができないという不思議な夢を何度も見ている。
 世の中には、同じような体験をしたことのある人も大勢いるのではないかと思う。

■アメリカ大統領選で出現した「パラレルワールド」

 さて、前置きはこの辺にして本題に入ろう。

 現在、世界では、この「パラレルワールド」というものが実際に一時的に発生しているかに見える。

 アメリカ大統領選において、トランプ大統領が再選した場合の未来と、バイデンが大統領になった場合の未来が同時に2つ存在しているかのような状態になっている。
 その2つの「パラレルワールド」を創り出している主体はマスメディアであり、全く異なる報道が、「本当の世界」と「偽物の世界」という2つの並行世界を創り出している。そして、そのマスメディアの行為こそが、現実と虚構の見分けが付かない人々に分断を齎しているとも言える。

 かつての日本も、戦争に勝利していた場合と敗戦した場合の2つの未来の選択肢があったわけだが、残念ながら、日本は後者の敗戦国としての歴史を刻むことになってしまった。
 この敗戦…と言うよりも、日本を戦争に引きずり込んだ勢力によって、日本人は本来、進むべきだった未来と全く異なる世界の住人と化してしまった。そういう意味では、現在の日本人は須らく「パラレルワールド」の住人になってしまったと言えるのかもしれない。

 ある人は、この「パラレルワールド」のことを「戦後レジーム」と呼び、またある人は、映画に例えて「マトリックス」のようなものだとも言う。

■「ナショナリズム」vs「グローバリズム」の最終決戦

 現在、進行中のアメリカ大統領選は、普通に考えても、人類の未来を大きく変える力を持っている。それゆえに、一般庶民が想像も及ばないような常識外の出来事が発生している。このままいくと、国家反逆罪(内乱罪)に問われる有名人が多数出てくるかもしれない。

 もはや、トランプが勝つかバイデンが勝つかという次元を超えて、現在の民主主義社会を維持できるか、それとも、民主主義社会が崩壊するかという重大な岐路に立っており、大きな危機を孕んだ戦いに移行しているように思われる。

 この戦いは、長年続いてきた「国民国家(ナショナリズム)」vs「グローバリズム」の最終決戦であり、もっと大きな視点で見れば、「民主主義」vs「全体主義」、さらに大きな視点で見れば、「正義」vs「悪徳」の戦いが眼前に繰り広げられている。

 この世紀の選択によって、人類の前に間違った「パラレルワールド」が出現しないことを切に願う。

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posted by 自由人 at 21:18 | Comment(0) | 国際問題
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