2020年07月12日

コロナ感染者「数百人」は想定の範囲内


■テレビは悲観的な「野次馬ビジネス」

 東京でのコロナ感染者数が224人、243人、206人と3日連続で200人を超えたということで、またぞろマスコミが逆お祭り騒ぎとなり、「第2波」「自粛」「休業要請」「緊急事態宣言」などの言葉が頻繁に使用され始めている。

 彼らマスコミもエコノミストと同じで、悪いことを予想して良くなっても文句を言われないが、良いことを予想して悪くなると文句を言われ責任を追及されるかもしれないという警戒心が働くので、何事についても悲観的なことしか言わない傾向にある。

 これは、病院の医者も同様で、悪くなると言って良くなっても誰も文句を言わないが、良くなると言って悪くなれば文句を言われ責任を追及されるリスクを背負い込むことになるので、余程の自信が無い限り、どうしても悲観的なことしか言わなくなる。

 マスメディアを通じて流布される情報は、そういった職業的な裏事情を割り引いて受け取る必要があるのだが、多くの人々は、言葉通りに受け止める傾向があるので、必要以上に悲観的なムードが醸成される。中には、言葉以上に悲観的(絶望的)に受け止める人もいる。そういった人は本来、テレビの情報から遠ざかった方が人生を楽観的に生きられると思うのだが、残念ながら、そういう人に限って、1日中、テレビを観る傾向にあるので、マスメディア自体が変わらない限り、いつまでも悲観的な思考から抜け出せないことになる。

 テレビを観ていると、誰かが幸せになったとか、幸運に恵まれたというニュースよりも、誰かが不幸になったとか、不運に見舞われたというニュースが圧倒的に多いということに気付かされる。件のコロナ感染情報もそうだし、大雨による洪水情報もまさにそれ。芸能人の浮気や離婚のニュース等も悲観的なニュースだと言えるだろうか。

 よく考えると、交通事故や殺人事件の跡の血痕などをわざわざテレビに映す必要が有るとも思えないのだが、ショッキングなシーンを観たいという需要があるせいか、マスメディアはそういった悲劇的なシーンを映すことに狂奔することになる。ショッキングなシーンを映すことで視聴率を獲得するという意味では「野次馬ビジネス」とも言える。

■誰も働かない社会での休業保障は成り立たない

 さて、東京のコロナ感染者が200人を超えたということだが、この程度は想定の範囲内だろうと思う。PCR検査を以前の数倍に増やしているわけだから、当然、感染者数は大幅に増えることになる。おまけに「夜の街」の密着ビジネスであるホストやキャバクラ嬢に対象を絞って無料でPCR検査を行うことになり、隠れ感染者が大量に発見されるようになったという事情も大きい。隠れ感染者のクラスターが水面下で発生していたということだろう。
 症状が出ない「隠れ感染者」が大勢いることは以前から判っていたことであるのに、そのことを敢えて無視して危機を煽ることは有害だとさえ言える。

 これまでは60歳以上の高齢者が圧倒的多数だった感染者の年齢層が大きく下がり、現在は20代から30代の感染者が7〜8割を占めている。これも結局のところ、感染しても症状が出なかった若者の一部がPCR検査に引っかかるようになったということではないだろうか。無論、その中には「夜の街」関係者も多く含まれており、緊急事態宣言が解除されたことで、「夜の街」に繰り出した若者も多く含まれている。「感染経路不明」の中には、恥ずかしくて言えないという人もいると思われる。

 最近は「夜の街の営業自粛が望まれる」という声も出ているが、そこまでする必要は無いと思う。これだけ「夜の街は危険」という報道が為されていれば、それで充分だと思う。感染の危険が有ると思う人は「夜の街」に行かないだろうし、どんな状態でも行くという人を止める手だてはない。それに、営業停止にするなら休業保障もセットで行わなければならないので、政府が今後、数年間もそんな保障が約束できるとは思えない。

 日本の全業種全企業の面倒を政府がみるということなら、いっそのこと、ベーシックインカムでも導入した方が安くつくと思われる。

 ただし、ベーシックインカムにせよ、MMTにせよ、まともに機能させるためには“ある条件”が必要になる。それは、「多くの人々がまともに働いている」という条件である。
 誰も働かない社会の面倒をみることは政府にもできない相談だ。ゆえに、政府はコロナ禍におけるヘタな介入(自粛要請・休業要請・緊急事態宣言)はなるべく行わない方が無難である。



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posted by 自由人 at 08:26 | Comment(0) | 社会問題
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