2020年04月25日

「パチンコ店の見せしめ公表」は是か非か?


■パチンコ店に追い込みをかける吉村知事

 大阪府の吉村知事が、休業要請に応じないパチンコ店の公表に踏み切ったことで騒ぎになっている。

 私はパチンコに興味は無いが、実際に車で街中を走行して確認したところ、休業要請に素直に応じているパチンコ店も結構あり、ほとんどのパチンカーも自粛してパチンコ店に行かないため、商売上がったり(光熱費の無駄)で店を閉じているパチンコ店は多い。

 パチンコ店にしても客が来なければ商売にならないので店を閉める。少し前に、日本の場合、自粛の要請が非常事態宣言になっているというブログ記事(以下リンク)を書いたが、現在は本当に緊急事態宣言が発令されたので、これまで以上に自粛が進んでいる。政府が自粛要請に後ろ向きだったパチンコ店ですら9割以上は自粛している状況であり、そこに、さらなる追い込みをかけるのは行き過ぎではないか?という声も多い。
【関連記事】「自粛の要請」が「非常事態宣言」になっている日本

 休業要請に応じず、営業していた一部のパチンコ店には、他の地域のパチンコ店から閉め出しを喰らい行き場を失ったパチンカーが押し寄せることになっていた。自粛を要請したことで行き場を失ったパチンカーが駆けつけて大繁盛となっていたパチンコ店の集団感染(クラスター)を避けるために店名の公表に踏み切った。そう言えば、誰もが認めざるを得なくなる。

 しかし問題は店側にあるのではなく、自粛に協力しないパチンカーにある。そういった懲りないパチンカーを一網打尽にする目的での店名公表だったのかもしれないが、パチンカーにとっては店名を公表されても痛くも痒くもない。
 パチンカーの顔や名前をテレビで公表するということなら効果があるかもしれないが、パチンコ店の店名を公表してもパチンカーにとっては、「よい情報をもらえた」と喜んでいるだけかもしれない。

■吉村知事の「賭け」は結果責任

 吉村知事の思い切った素早い行動を賞賛する声もあれば、やり過ぎだという声もある。
 個人的にはどちらの言い分も理解できる。しかしこれは、あくまでも吉村知事の戦法であり、その結果、コロッと態度を変えて休業になるパチンコ店もあれば、逆に良い宣伝になったということで更に輪をかけてジャンジャン営業するパチンコ店が出てきてもおかしくない。
 吉村知事にとってもパチンコ店にとっても、どう転ぶかは一種に賭けであるので、どちらが良くて、どちらが悪いとも言えない。
 
 店名を公表されたことでマイナスイメージになり、客が来なくなると思えば店を閉めざるを得なくなるだろうし、世間からどんなバッシングをされようとも来店してくれる客がいるなら営業し続ける店もあるかもしれない。

 「こんな状況で営業するなんて犯罪だ!」と言う人がいるかもしれないが、残念ながらこれは、国家権力を用いて強制的に営業をストップさせるという法令ではない。あくまでも法的強制力を持たない政治的な戦法なので、言うことを聞かない人がいたとしても、それはそれで仕方がない。

 ということで、この一件にも次の言葉が適用できると思う。

 「政治は結果責任

 今回の吉村知事の「パチンコ店の見せしめ公表」が正しかったのか間違っていたのかは、結果を見なければ判らない。
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posted by 自由人 at 09:57 | Comment(0) | コロナ問題
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