■COP25で「化石賞」に選出された日本
マドリードで開催されたCOP25【国連気候変動枠組条約締約国会議】において、日本は地球温暖化対策に消極的な国として「化石賞」(不名誉な賞)に選出されたらしい。
二酸化炭素の排出量によって地球温暖化が促進されるという意見は、まるでそれが真実であるかのように伝えられている向きがある。
テレビを観ていると、たまに「南海トラフ地震は100%起こる」と断言している人を見かけることがあるが、ある意味、これと似たようなもので、単なる思い込みだけで真実と決めつけられているような気がする。
「南海トラフ地震」が発生するというのは、過去の統計に照らせば発生する確率が高いというだけの話であって、必ず起こると断言できるようなものではない。統計的に言えば、南海トラフ以外の場所で先に巨大地震が起こる可能性の方がはるかに高い。
「地球温暖化」にしても本当のことだと断言できるような事実は残念ながら判明していない。単に「二酸化炭素が増えれば温暖化する」という仮説を参考にしているに過ぎない。
私が個人的に「地球温暖化説」に懐疑的なのには理由がある。それは以下の一言に尽きる。
「人類が存在しなければ地球は寒冷化するのか?」
「地球温暖化説」を唱えている人間であれば、この命題に答えなければならないが、おそらく誰も答えられないと思う。
二酸化炭素の排出量が増えれば増えるほど地球が温暖化すると言うのであれば、二酸化炭素の排出量が減少すればするほど地球の気温は下がっていくことになる。それが「地球温暖化説」を唱えている人間の単純な理論だと思うが、もし、二酸化炭素を排出する生物(主に人間)がいなくなれば、気温が下がるだけでなく、地球は寒冷化するのだろうか?
■「地球温暖化教」という宗教
人間の活動だけで地球の気温が左右されるというのは、よくよく考えてみると、にわかには信じ難い話である。
逆に言えば、もし、現在の地球が寒冷化に向かっているのだとすれば、どのような対策があるのだろうか? その場合は「じゃんじゃん火を燃やして、二酸化炭素を発生させてください」とでも言うのだろうか?
これは冗談ではなくマジな話である。実際に現代の人類が行っていることは、「極力、火を使わずに二酸化炭素の量を減らしてください」と言っているだけなのだから。
正直なところ、個人的には、そんなことは有り得ないのではないかと思う。たかが数十億人の人間が火の使用量を調整するだけで地球の気温を調整できるなどとは到底信じられない。
家や工場という建物内の温度は、暖炉やエアコンのように使用する火の量を調整することによって上下させることは可能だろうけれど、この広大な地球全体の気温を人間が使用する火の量を調整する程度で本当に操れるものなのだろうか? もし本当に操れると思うのであれば、それこそが人間の思い上がりであり傲慢な態度だと言えないだろうか?
もし、近い将来、二酸化炭素が地球温暖化の犯人(主犯)ではなかったと判明するようなことになれば、現在の二酸化炭素の排出量をゼロにするというような計画は、文明を破壊する妄説だったと言われることになる可能性がある。
21世紀初頭に「地球温暖化教」という間違った宗教が存在したと史実に書き記される時が来るのかもしれない。
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