2019年09月16日

「台風15号」が教えてくれたもの


■台風被害で第一に考えなければならないこととは?

 台風15号による被害は想像以上に大きなものであったらしく、時間が経過するに連れて明らかになっていく被害の大きさを問題視する意見が飛び交っている。当初、報道されていた被害規模と実際の被害規模があまりにも違うことから、マスコミ報道を流言飛語(デマ)だったと責め立てる声も聞かれる。

 しかし、今回の台風被害で我々が第一に考えなければならないことは、そういった責任の所在論ではなく、自然災害による電力消失が如何に生活に悪影響を及ぼすかということである。マスコミの報道がいい加減になってしまったことの最大の原因は、情報を伝達・把握するための“電気”というインフラが機能不全に陥ったことにある。
 そういう意味では、台風の被害状況の正確さよりも、電気を安定供給することの重要性にこそ目を向けなければならない。原因としての台風を人為的に止めることはできないのだから、結果としての被害を如何に減少させるかに目を向けなければならない。

■考えるべきは「電力供給の重要性」

 奇しくも、14日にはサウジアラビアの石油施設がドローン攻撃を受けたという報道があったばかりで、石油の供給量が一時的に5%ダウンするという計算から、原油価格が10%以上も急騰した。

 こういう石油が入ってこなくなるようなリスクも同時に顕在化しており、ますますもって、日本のエネルギー問題に注視しなければならない状況となっている。

 こんな状況下で原発を廃止して自然エネルギーのみに頼るというような時代錯誤な意見こそ見直す必要がある。原発を止めて(石油を燃料とする)火力発電も止まってしまえば、どうやって電気を安定的に供給するつもりなのだろうか?

 今回の台風は、皮肉なことに、誰の目にも分かる形で電力供給の重要性を我々に教えてくれている。台風による被害報道の正確性よりも、もっと重要な本質に目を向ける必要があることを暗に示している。

【追記】2019.9.16

(BLOGOS転載記事のコメントに対する返答になります)


>>文意をちゃんと解釈するなら「台風被害で第一に考えなければならないこととは」、送電ではなく原発(発電)だとそう言ってるわけですよ。「第一に」なのだから両方は無い。


 よく読んでもらえば分かると思いますが、今回の記事の前半は「自然災害における電力供給の重要性」、後半が「燃料問題における電力供給の重要性」を書いています。もちろん、そこには送電線の保護(地中埋め込み等)も含まれています。原発だけが重要と言っているのではありません。


>>筆者のロジックは、何でもかんでも安倍批判に繋げようとする左派のそれと同じ。単に反原発を攻撃したいだけなのですね。


 別に反原発の人に怨みなどありません。論理的に考えると、筋が通らないと言いたいだけです。


>核廃棄物問題が解決しておらず原発に稼働限界のあるなかで、原発を稼働して使い切ってしまえ!とやるのも同レベル。


 核廃棄物問題は将来的に科学が進歩すれば解決する可能性があります。それが無理だと言うのは現代科学が最高だという思い込みからきています。しかし現段階で、原子力発電の開発を終わりにしてしまうと、同時に核廃棄物問題も将来的に解決されない可能性が出てきます。それこそ膨大な無駄になります。


>筆者がドローン攻撃の話をしているのは、単に台風被害からドローン攻撃へと論点をすり替えているだけの話で、最初から台風被害の話などする必要が無い文脈なわけです。


 2つの問題を並べただけで、なぜ論点のすり替えになるんでしょうか?


>何故、台風被害から入ったかといえば、より身近な問題から入ることで、反原発への批判を大きくしようという印象操作以上のものでは無いのですね。


 そんな印象操作をして私に何の得があるんでしょうか? 誰かからお金をもらえるとか?
申し訳ありませんが、本記事を書いて入ってくるお金は基本的に0円です。


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posted by 自由人 at 16:27 | Comment(1) | 社会問題
この記事へのコメント
追記しました。
Posted by 管理人 at 2019年09月16日 22:46
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