2024年03月30日

『紅麹コレステヘルプ』問題、注目すべきは「コレステロール」


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■『紅麹コレステヘルプ』vs『コロナワクチン』

 小林製薬が製造販売していたサプリメント『紅麹コレステヘルプ』による健康被害が相次いでいるとのことで、あっという間に小林製薬の工場に立ち入り検査が入るという事態にまで進展した。
 会見の場で小林製薬側は、商品の製造時に青カビから生成される「プベルル酸」が混入した可能性があると述べてはいるが、その「プベルル酸」が今回の健康被害と直接的に関係があるかどうかは判っていない。

 未だ原因が定かではない時点で、あまりにも早急な立ち入り検査に疑問を抱いている人も多く、ネット上では「紅麹」の話題で賑わっているようだ。

 その中には今回の『紅麹コレステヘルプ』による副作用と『コロナワクチン』の副作用との比較を扱った話題も多く、政府による対応のあまりの違いに愕然としている人も多い。
 数百人、数千人単位で副作用死が公式に報告されている『コロナワクチン』には全く触れないくせに、数人の死亡者で原因を究明することもなく、いきなり立ち入り検査というのはあまりにも落差が有り過ぎる。

■「紅麹脳」誕生前夜

 マスコミの「紅麹」バッシングを受けて世間では“紅麹は身体に悪い”という空気が醸成され、またまた「紅麹脳」なるものが生まれつつある。

 「麹菌」というのはカビの一種であり、「紅麹菌」の他にも「黄麹菌」「白麹菌」「黒麹菌」などがあり、主に酒や味噌や醤油に使用される。

 その中でも「紅麹菌」は鮮やかな色合いが示す通り、特別な位置付けにあり、コレステロール値を下げる効果があると謳われており、コレステロール抑制剤としても使用されている。

 『紅麹コレステヘルプ』の成分表には、コレステロール抑制剤としての成分が明記されていないようなので、スタチンやメバロチン等の薬剤は入っていないのだろうと思われる。あくまでも紅麹菌による効能を謳った商品が件の『紅麹コレステヘルプ』ということなのだろう。しかしながら、スタチンは紅麹から生まれたものだということは付記しておこうと思う。

 おそらく、この紅麹菌によるコレステロール抑制剤としての効能が何らかの健康被害に間接的に影響を及ぼしているものと思われる。

■冤罪犯にされている「コレステロール」

 そもそもの話、コレステロールというものに善玉も悪玉もなく、コレステロール値が少し高い程度で不健康になるということはない。実際、コレステロール値の低い人よりも、コレステロール値の高い人の方が健康で長生きするという統計結果も出ている。

 コレステロールというのは、主に傷付いた血管壁を補修するという機能を持っており、破れそうになった血管を補完するという役割を担っている。ゆえに、血管が破れて倒れたり死亡した人の血管破損箇所を調べるとコレステロールが溜まっている。

 現代医学ではその現象をとらえて、コレステロールが血管を傷付けた犯人だということになってしまっている。

 ある本に書かれていたことだが、喩えて言うなら、火事現場に到着した消防士が火災で死亡すると、その消防士が放火魔扱いになってしまうことと似ている。消防士は火を消すため(=血管を守るため)に現場に駆けつけたわけだが、運悪く火事に巻き込まれて(=血管が破れて)死亡してしまうと、犯人にされてしまう。

■「紅麹菌」がスケープゴートにされている可能性

 今回の健康被害がコレステロールを抑制することで起こった事故であるなら、コレステロールを抑制することを善としていた小林製薬側にも全く責任が無いとは言えないと思うが、同じくコレステロールを抑制することを善と信じていた人にも責任の一端はあると言えるのかもしれない。

 今回の健康被害は、主に腎臓の障害(腎不全)と言われているが、コレステロール値を必要以上に下げてしまうと、人間の身体は、自らの筋肉を溶かしてコレステロール値を上げようとする。この現象を「横紋筋融解症」と言い、腎臓に筋肉由来のタンパク質が押し寄せることになり、急性腎不全を発症する場合があるとされている。

 「タンパク質」と聞くと、コロナワクチン由来の「スパイクタンパク質」を連想してしまう。ひょっとすると、腎不全の原因は「紅麹菌」によるものではなく、コロナワクチンによるものかもしれない。
 
 『紅麹コレステヘルプ』が発売されたのが2016年だと言われているので、8年間はこれといった被害報告も無かったわけだから、コロナワクチンの副作用を隠すために「紅麹菌」がスケープゴートにされている可能性はある。あるいは、コロナワクチンと紅麹菌の相性(相互作用)が原因となって腎不全を発症するのかもしれない。

 コレステロールに善玉も悪玉もないとはいえ、本当にコレステロール値を下げたいのであれば、薬やサプリに頼るのではなく、食事制限でコントロールするのが正しい健康管理のあり方だということ。今回の「紅麹問題」が我々に投げかけているものは、これに尽きると思う。

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posted by 自由に考える人 at 15:22 | Comment(0) | 医療
2024年03月10日

閉鎖的な空間に様変わりするインターネット空間


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■「ペナルティ」という名の言論統制

 現在のユーチューブの規約には以下のようなものがあるらしい。

 「ワクチンが慢性的な副作用を引き起こすという主張は許可されません

 常識的に考えると「えっ?」と耳を疑いたくなるような規約である。

 これまでは、どのようなワクチンにも副作用のリスクが有るということは一般人にも浸透した常識であったはずだが、ワクチンの副作用を語ることはユーチューブでは許されないという主張を行っていることになる。なぜ、ただのIT企業の1サービスでしかないユーチューブがワクチンの副作用について語ることを禁止にしなければいけないのだろうか?

 ブログでも、以前、グーグルから「ウク○イナ戦争について語るとペナルティを課す」という通達があったことはお伝えしたが、どちらも言論統制を行っているとしか考えられない(理由は以下に説明)。

 当ブログでも何回かウク○イナについて述べたので、現在は広告をクリックしても収益が発生しないようになっているようだ。企業からは広告費をもらっているはずなのに、その広告を出しているブロガーには収益を一切還元しないというようなことが平然と行われているのあれば、どうも釈然としない。規約通りと言えばそれまでだが、収益を支払うという規約を反故にしてまで優先する規約なのだろうか?と疑わざるを得ない。

 100歩譲って、ウク○イナについて書いた記事が収益停止になるならともかく、その他の記事も全て収益停止になっている。これはつまり、ウク○イナについて書いた記事にペナルティが課されるのではなく、ウク○イナについて書いた人間にペナルティを課しているということになる。これが言論統制でなくて一体なんだと言うのだろうか?

■最も「言論の自由」が許されているのはX(旧ツイッター)

 こういった道理に反したことが世界的に何の問題にもならずに平然と行われているということ自体が、この世界(社会)の成り立ちを暗に示している。この世界(社会)の法律も善悪の基準も一部の支配者層が牛耳っていることを意味している。法律の上に君臨している彼らにとっては、法治国家などはフィクションでしかないということを暗に示している。

 昨年(2023年)の11月には、アマゾンの方でも商品の広告リンク作成機能が廃止された。こちらは全ブロガーが対象だが、これまで商品の広告収入に依存してきたブロガーなどにとっては、急に梯子を外されたようなものであり、商売上がったりになった人もいるのではないかと思う。

 グーグルやアマゾンのブロガー支援システムだったクリックビジネスは、コロナ後、少しずつ様変わりしてきており、これまでのような開かれたシステムではなくなってしまった。

 ユーチューバーやブロガーのモチベーションでもあった広告クリックシステムが閉鎖的となり、自由なシステムは音を立てて崩れていく様を観ているかのようですらある。個人の情報発信者も、一部の支配者層に都合に良い情報しか発信できないという現在のマスメディアと同じような状況に置かれようとしているかのようだ。

 上記のような事情から、現在は、ユーチューバーやブロガーを止めて、X(旧ツイッター)に移行している人も多いらしい。
 イーロン・マスク氏がツイッター(現X)を買収してからは、Xの会員にならなければツイート(現ポスト)を正しく閲覧できなくなったようなところは閉鎖的だと言えるのかもしれないが、逆にシステム利用料金を支払うと収益化が可能になった。収益は閲覧数に比例するので、利用料金を支払った上でプラスになるような人はそれほどいないかもしれないが、ツイート(現ポスト)がバズることをモチベーションにする人は増えていきそうだ。

 どんどん閉鎖的になっていくインターネット空間で、現状、最も「言論の自由」が許されている大手SNSはX(旧ツイッター)であることに疑いの余地はないが、私の場合は、未だイーロン・マスク氏を完全に信用したわけではないので、一般会員のままでいようと思う。

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posted by 自由に考える人 at 11:40 | Comment(0) | 社会問題