
■「ワクチン臭」がするようになった商品
会社のルートセールスマンや配送業者が喫煙者であった場合、車に積載している商品にタバコの臭いが付くことがある。持ってきた(配送してきた)商品には、喫煙者には分からないタバコ臭が付着しており、臭いに敏感な人(非喫煙者)は、その商品を受け取ると同時に、眉をひそめることになる。
ネットオークション等でも、商品の出品者が喫煙者かどうかが商品を落札する上での重要な1つの条件になる場合がある。販売している側も、非喫煙環境であったこと(商品にタバコ臭やヤニが付いていないこと)をセールスポイントとして掲げていることがあるのは周知の事実である。
しかし最近(ここ2年)は、タバコ臭よりも、ワクチン臭が気になることが多くなった。メルカリ等のフリマで買った本にワクチン臭が付いていることが多々あり、匿名の出品者だったとしても、ワクチン接種者かどうかは商品の梱包をといた瞬間に分かってしまう。
本来ならここで、タバコ臭と同様、「ワクチン臭がする」とクレームを入れたいところだが、ワクチンを打っていない人の方が圧倒的少数(しかもワクチン臭が分かる人はもっと少ない)なので、文句の1つも言えない。言ったところで、変な客だと思われるのがオチだろう。
ワクチンを打った人には、この臭いが分からないのだから、存在しないものについて文句を言ってくる性質(タチ)の悪いクレーマーだと思われることは目に見えている。
■世界を真っ二つに分けた「ワクチン臭」
会社でも、荷物を運んできたドライバーが喫煙者だった場合、「商品が臭う!」と文句を言っている人もいるが、自分自身が毎日発している鼻につくワクチン臭には気付かない。
タバコ臭もワクチン臭も、皮膚から出た排泄物(毒素)のようなものだと思われるので、その物質に接触すると、何らかの悪影響を被ることになる。
タバコ臭なら、それほど問題無いかもしれないが、ワクチン臭の場合は、吸った人にも被害を及ぼす可能性があるので余計に性質が悪い。
自らの臭いに気付かずに他人の臭いに文句を言っているワクチン接種者を観ていると、「木を見て森を見ず」「灯台もと暗し」、そんな言葉が頭に浮かんでくるが、当人にとっては「知らぬが仏」で、まさか、そんな自分の知らない世界がバックグラウンドで展開しているとは夢にも思っていない。まさに「あなたの知らない世界」の出来事でしかないのだろう。
毎年、数千万人が接種していることになっているインフルエンザワクチンでは、このような香害は全く発生していなかったことを考えると、やはりコロナワクチンはこれまでとは全く異質なワクチンということになるのだろう。それがmRNAに起因した臭いかどうかは未だ不明だが、人体が異物と判断した物質が含まれていることは間違いのない事実だろう。
同じ空間に存在しても、違った世界線に生きている人との間には「臭い」のコミュニケーションが通じなくなっている。自ら異物を体内に入れて自分自身が気付かない臭いを発するようになった人間と、異物を体内に入れるべきではないと忠告したものの、その忠告が受け入れられずに、その異物から出た臭いを体感して、自らの忠告は正しかったと認識できるようになった人間。
皮肉なことに「臭い」が世界を真っ二つに分けてしまった。これも新時代が生んだ悲劇と言えようか。
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