
■信者8000万人の巨大カルト教団
最近、経済学者の森永卓郎氏の書いた『ザイム真理教』という本が話題になっている。
『ザイム真理教』とは、もちろん『オウム真理教』という言葉をもじったものであり、森永氏曰く「信者8000万人の巨大カルト教団」と述べている。
『ザイム真理教』の教義は「財政均衡主義」であり、昨今、よく聞かれるようになった「プライマリーバランス」の黒字化を目標とするイデオロギーでもある。
森永氏の言う通り、財務省がろくでもない組織であることは論を俟たないが、残念ながら、財務省を叩くだけでは不十分だ。
財務省の緊縮財政の間違いを世に広めることは良いことではあるが、それはあくまでも表面的な実行犯を批判しているだけに過ぎない。日本経済を奈落の底に突き落とそうと画策しているのは財務省ではなく、その財務省を支配してきた組織である。形式的に日本の官僚は、知ってか知らずか彼らの忠実な僕(しもべ)のようなものだと言える。
■不条理極まりないシステムを隠すことが戦後のマスコミに与えられた使命
ここで言う「彼ら」というのは、具体的に言えば、日本を…いや、西側世界を支配している連中であり、戦後の日本の政治は、基本的に全て彼らからの指示で動かされてきた。「バブル」も「バブル崩壊」も「失われた30年」も彼らの演出に過ぎない。
消費不況の最中に消費税を上げるなどというバカげた行為は、小・中校生でも間違いだと分かると思うが、そんな間違いを政治家が堂々と行う。間違いを犯した政治家がろくに批判もされないのは、「彼ら」がバックにいるからである。
「彼ら」が命令したことは、どんなデタラメでも罷り通る。「彼ら」に逆らうと、(社会的に)抹殺されることが解っているので何も反論できない。そういう不条理極まりないシステムを隠すことが戦後のマスコミに与えられた使命(これこそが戦後レジーム)であるので、戦後の国民はずっと騙され続けてきたようなものだとも言える。
財務省がIMFを操っているというのも、もちろん間違いであり、本当のところは「彼ら」の下部組織であるIMFが財務省に命令を下しているものと思われる。「増税しなければ日本は財政破綻する」「国民の借金は1人○○○万円」などという嘘も「彼ら」のプロパガンダに過ぎない。
■世界最大のカルト教の洗脳に気付かない限り、明るい未来はない
一般庶民はもとより、陰謀論系の人でも、経済や金融には疎い人が多いようなので、『ザイム真理教』をベタ褒めしている人が多くみられる。
これは、コロナの一件でも、厚労省を批判するだけで海外のDSの存在には気が付かない人と同じ構図だと言える。
財務省を批判するだけで海外のDSの存在には気が付かない。医療も金融も実質的に支配しているのは「彼ら」なので、日本の官僚は「彼ら」に従って、そのシステムに便乗して自らの既得権益を拡大してきた「敗戦利得者」というのが正しい。
世界的な視点で観れば、「厚労省」も「財務省」も「彼ら」のスケープゴート役に過ぎない。戦後の「間接統治」という言葉は、東アジア人だけでなく官僚にも、そっくりそのまま当て嵌まる。
最大の問題は、そういった隠された事実を、一般庶民だけでなく、多くの為政者までが知らないということだ。そう考えると、見事なまでの洗脳だと言える。自分達が洗脳されていることに気が付かないことがカルト教の信者の特徴であるなら、政治家までがこぞってカルト教の信者ということになる。
森永氏は、政治家も『ザイム真理教』に洗脳されていることが問題だと述べているが、これは少し違う。
8000万人の日本人が『ザイム真理教』の信者であるというのはその通りかもしれないが、『ザイム真理教』の教祖である財務省も更に大きなカルト教に洗脳されているのである。
信者8000万人というのは、奇しくもワクチン接種者数と被っている。彼らは『ザイム真理教』の信者であると同時に、近年では『コロナ教』も作り出した世界最大のカルト教に洗脳されている。
「彼ら」が作った、その世界最大のカルト教こそが、真の悪であり、そのカルト教の洗脳に気付かない限り、日本も世界も決して良くはならない。
------------------------------------------------------------------------------------------
スポンサーリンク

にほんブログ村