
■戦前の保守は「反欧米」「反グローバリズム」だった
日本では戦後、GHQによって「保守パージ」というものが行われたことになっている。保守の学者や教員などを全てクビにして、左翼思想を持つ学者や教師を登用したことになっている。
その時代の「保守」とは、どんな思想を持つ人々だったのかと言うと、一般的には「反米」思想を持っている右翼に近い人ということになっているが、実際のところは「反欧米」、つまり、「反植民地思想(反グローバリズム)」の思想を持つ人々だった。「鬼畜米英」という言葉が残っていることが、それが事実であることを如実に物語っている。そして、この「反欧米」とは、現代風に言うと「反ディープステート」を意味していた。
「ディープステート」という言葉には、狭義の「ディープステート」と、広義の「ディープステート」という2つの意味合いがある。狭義の「ディープステート」というのは、実行部隊としての目に見える組織を指し、広義の「ディープステート」というのは、狭義の「ディープステート」を操っている組織をも含む、よりディープな存在を指す。ここで述べているのは、後者の「ディープステート」ということになる。
現代に目を移すと、現在の日本で「保守」と言われている層は、戦前の「保守」とは全くと言っていいほど思想が違っている。現在の「保守」は基本的に「親米」であり、「反米」でも、況してや「反欧米」でもない。
これが何を意味しているのかと言うと、彼らには歴史的な世界の思想や権力構造というものが全く解っていないということだ。
彼らは「グローバリズム」を善しとしており、欧米社会が自由な国だと思い込んでいる。
■戦後の保守は「親欧米」「親グローバリズム」になった
戦後、GHQを操る組織(広義のディープステート)は、リベラル思想を軸として、「リベラル保守」と「リベラル左翼」を作り出し、両者にプロレスを演じさせることで日本の思想を作り変えることに成功した。
保守を「親米」、左翼を「反米」として、両者を争わせた結果、保守が右寄り、左翼が左寄りというフィクションとしての分断思想を作り出した。
その結果、戦前の「保守」の基本思想であった「反欧米」という思想は消えてしまった。つまり、戦後の日本人は「ディープステート」の存在をすっかり忘却させられてしまったのである。
ただ、そんなデタラメな「保守」でも、彼らディープステートにとって、1つだけ厄介なことがあった。それは、自分達が作り出した「リベラル保守」であっても、“左翼思想を批判する”という思想だけは生き残ったという点だ。
2030年までに世界をワンワールド化(大共産主義化)することを目論む彼らにとって、「保守」の存在が邪魔になった。
自分達が作り出した似非保守に左翼思想を批判されることを危惧した彼らは、現代において、「似非保守パージ」を行うことにした。
あくまでも憶測だが、現在、統一教会問題で槍玉に挙がっている「国際勝共連合」というものも、彼らが見せかけの思想戦を演出するために作り出した組織だと思われる。そう考えると、なぜマスコミが執拗に統一教会叩きを行っているのかが透けて見えてくる。
「国際勝共連合」叩きは、大共産主義化を目論む彼らにとっては、肉を切らせて骨を断つ策略なのかもしれない。
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