■漫才のボケ役としての「左翼」
日本国内で左翼の人が現実を無視したかのような非現実的なお花畑なことを言うと、決まって、保守の人がツッコミを入れる。そんな光景を我々はこれまで延々と見せられ続けてきた。
例えば、「貧困を無くそう」、「飢餓を無くそう」、「不平等を無くそう」と言った台詞を臆面もなく語る姿は左翼の十八番としてよく知られている。もちろん、そういった理想を持つことは悪いことではないが、その理想に至る過程を全て素っ飛ばして、いきなり結果だけを求めるという非現実的な態度に対して常識人がツッコミを入れる。その構図は恰も、漫才のボケとツッコミのようなものであり、大抵の国民はツッコミを入れる方に肩入れすることになる。
もちろん、その肩入れする方向性は間違っていない。なぜなら、およそ非現実的な理想論というものは、不断の努力無しには実現不可能な無理難題であり、その努力を初めから放棄している人間が語るべき台詞ではないからだ。
しかし、これはあくまでも日本国内の話である。日本国内においては、左翼の非現実的な理想論には組しない多くの国民も、なぜか、海外(欧米)の左翼の語る理想論には何のツッコミも入れず、ただ黙って従っているだけという不可思議な行動を取っている。もちろん、保守と言われている人達の多くも、その姿勢は全く変わらない。
その証拠に、欧米の左翼が決めた非現実的なお花畑目標には何の疑問もツッコミも入れず、黙って従っている。
■国内と国外で態度が変わる不可思議な世界
先述した「貧困を無くそう」、「飢餓を無くそう」、「不平等を無くそう」という言葉は、実は、国連のSDGs(持続可能な開発目標)の中にあるアジェンダである。その左翼的な目標に日本の政治家も大企業も何ら疑問すら抱かずに黙って従っているという状態。強いて言うなら、トヨタ自動車の豊田章男会長が少しだけ脱炭素政策に苦言を呈した程度。
この国内と国外で全く異なるという不可思議な姿勢は一体何を意味しているのかと言うと、答えは1つ、世界は左翼に支配されているということである。日本の左翼を「左翼」と位置付けるなら、世界の左翼は「大左翼」ということになるだろうか。
結局、国内における「右翼」と「左翼」、または「リベラル」と「保守」の対立というものは、国内におけるガス抜きの見せ物でしかなく、本当は、大左翼が世界を牛耳っているということ。
そして、大左翼とは決まって大富豪である。彼らに共通しているのは、国家意識を持たないグローバリストであり、唯物論者であると同時に不可知論者であるということ。そこに一切の例外はない。
------------------------------------------------------------------------------------------
スポンサーリンク

にほんブログ村