2022年05月01日

ゲオの「100円祭」に思う


■1泊2日100円レンタルの是非

 ゲオの「株主半額優待制度」が終了してから、株主にとってはレンタル料金がいきなり2倍に跳ね上がったようなものなので、インフレ感がハンパなく、自ずとレンタル回数(本数)も少なくなってしまったが、今日、ゲオに行ってみると全品100円均一レンタルが催されていた。

 ゲオの100円キャンペーンは定期的に開催されているが、レンタル泊数は「1泊2日」に限定されているので、毎度、「なんだかなー」という残念な気持ちになる。これだけデジタル配信に客が奪われている時に、客を奪い返す気があるのだろうか?と少し疑問を感じてしまう。

 通常、1泊2日レンタルというのは、近所向けか、平日向きであり、連休中に利用するようなものではない。レンタルショップまで徒歩や自転車で行ける人なら毎日でも通えるので、1泊2日で100円というのは魅力的に映るかもしれないが、車やバイクで通うことしかできない多くの人は、連休中に2日も続けてレンタルショップに行こうとは普通は思わないと思う。思わないということは、レンタルしようと思ってもできないということ。

 通勤・通学中に立ち寄れる場所にあれば、当日レンタルや1泊2日レンタルは有り難い制度と成り得るが、休日中に1泊2日レンタルでは返却するのが面倒くさいと思うのが人情だと思われる。

 TSUTAYAのような郵便返却システムがあるならまだしも、レンタルショップまで行かなければ返却できないゲオの店舗システムでは少々無理がある。それに1泊2日では、せいぜい新作2〜3本しかレンタルできない。ゲオもTSUTAYAも4〜5本同時にレンタルすれば大幅に割引される制度が用意されているが、1泊2日(実際は2泊3日になる)ではこれを利用するのも億劫になる(理由は後述する)。そもそも、余程の映画マニアでもない限り、1日に4〜5本も映画を観ようとは思わない。

■現在のレンタルシステムは消費者心理が考慮されているか?

 アマプラ等のデジタル配信では、同時に何本レンタルしても割引はされないが、基本的に新作レンタルは最短で2泊3日になっており、返却する手間も生じないので、ガソリン代もかからない。
 店舗を持つレンタルショップがデジタル配信に対抗するためには、複数本同時レンタルの優位性で勝負するしか無いと思われるが、なぜか、消費者の利便性があまり考慮されていないのではないかと思われる。

 学生であれ会社員であれ、休日前の花金の帰宅中にレンタルショップに立ち寄る人は多いと思うが、その場合、新作1泊2日では土曜日に返却しなければいけなくなるので遠慮してしまう。2泊3日にしても日曜日に返却しなければいけないので、これも遠慮することになる。これが3泊4日であれば、平日の月曜日に返却できるので、多少高額になっても遠慮することなくレンタルできる。
 以前から、そういった消費者心理が考慮されていないのではないかと、もどかしく思っていたが、いつまで待っても改善されない。

 店舗の維持費等もあり、経済的な障壁もいろいろ有るのかもしれないが、それでも、少し仕組みを変えることで得られるべき客や利益をみすみす見逃しているのであれば無視できない問題だ。
(あくまでも株主としての意見)

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posted by 自由人 at 19:55 | Comment(0) | 経済