2022年05月14日

「シープル」に堕してしまった現代人


■「シープル」という言葉

 映画『マトリックス』内で「シープル」という言葉が使用されている。この言葉が何を意味しているのかというと「シープ(Sheep)」と「ピープル(People)」の合成語であり、「羊のように従順な人々」、より正確に言えば「従順で自分の意見がなく大勢に従う人々」という意味合いになる。



 では、具体的に何に対して従順なのかというと、もちろん、政府や権力者などの権威に対して従順であり、自分の頭で考えようとせずに、まず権威に縋る人々のことを指している。

 「シープル」は、基本的に政府やマスコミの言うことを信じて疑うことを知らない。テレビや新聞で報じられていることは絶対的に正しいと信じ込んでおり、政治家や専門家を無条件に「先生」と呼び、彼らの言うことに従えば間違いないとさえ思い込んでいる。

■「シープル」と化した人類

 家畜としての羊は、飼い主から餌を与えられ、定期的に注射(ワクチン)を打たれる。羊達は餌を与えられれば、その餌が身体に良いものか悪いものかを考えることなく食べてしまう。その餌が原因で腹を壊したとしても、その餌に原因があったなどとは考えることもない。

 注射(ワクチン)を打たれたとしても、注射を打つ瞬間だけ痛みと恐怖を感じるが、その注射が身体に良いものか悪いものかを考えることなく受け入れてしまう。その注射が原因で高熱が出て寝込んだとしても、その注射に原因があったなどとは考えることもない。

 ここまで書けば、お分かりのように、現代の人間も、この羊達となんら変わらないことに気付かされる。

 ワクチン接種が原因で数千頭の羊が亡くなったとしても、羊達にはその情報を知る由も把握する術もない。まず、注射をする人間を疑うという心を持っていないし、ワクチンの成分が何であるかを知る知能も無い。自分の周りで羊達が亡くなったとしても、本能で死を察知するのが関の山だ。

■人類は「シープル」として存在することが許されるのか?

 では現代の人間はどうだろうか?

 ワクチン接種が原因と疑われる1500人以上(実際はその数十倍)の人々が亡くなっていても、その情報を知ろうともしない。その情報が目や耳に入ったとしても、まず否定から入り、端からまともに考えようともしない。

 注射をする医者を疑うという心も全くと言っていいほど持っていないし、ワクチンの成分が何であるかを調べようともしない。自分の周りで知人が亡くなったとしても、あくまでも他人事であり、同情の念を抱いて恐がるのが関の山だ。

 こうやって二者を並べて比べてみると、皮肉なことに現代のほとんどの人間は家畜とあまり大差がないことに驚かされる。家畜に比べると、記憶力と自己保存欲だけは圧倒的に勝っているが、本来、万物の霊長として持ち合わせているはずの高度な知性や理性というものが全く活かし切れておらず、ある意味、家畜となんら変わらない生活を送っていることに気付かずに過ごしているとも言える。

 この状態を単純に「平和ぼけ」と言うことも可能かもしれないが、現代に生きる大部分の人間が、このまま「シープル」で居続けるとなると、この現代文明は非常に危ういと言える。

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posted by 自由人 at 21:53 | Comment(0) | 社会問題
2022年05月13日

楽天モバイル「客寄せパンダプラン」の終わり


■「只より高いものはなかった」

 楽天モバイルは、新しい料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を発表した。

  新料金プランでは、データ通信量によって月額980円から2,980円の変動制になると告知されている。確か以前からもそうだったと記憶しているが私の勘違いだろうか。ただ、注目すべき大きな違いは、その部分ではなくて、1GBまで無料だった料金コースが無くなってしまったところだ。

 その理由について三木谷氏は、電気通信事業法に原因があるとしているが、どんな事情があるにせよ、これまで無料で利用してきたユーザーにとっては、いきなり有料になる(月額980円に値上げされる)ということに他ならない。
 3GBまで980円ということなので、それほど高い料金設定ではないとはいえ、これまで0円で利用してきた人にとっては、インフレ感がハンパないといったところだろう。せっかく契約したのに、解約してもっと安いところに乗り換えることを思案している人も大勢いることだろう。

 「只より高いものはない」「君子危うきに近寄らず」という昔からの格言通り、私は楽天モバイルの0円コースには近寄らなかったが、どうやら結果的には正解だったのかもしれない。楽天の1株主としては複雑な気分だが、楽天の「客寄せパンダプラン」はサービスとしては少々、度が過ぎていたと言えそうだ。

 楽天モバイルの場合、「Rakuten Link」アプリを使用すれば、通話料金まで完全無料になるので、一体どこで利益を出すのだろうか?という疑問しかなかったが、こんな顛末を迎えては「詐欺師」呼ばわりする人も出てきそうな雲行きだ。

■「逆神の経済テロリスト」を無視しよう

 この1年、政府主導で顧客を奪うための争奪戦を繰り広げてきたスマホ業界だが、これを戦争に例えるなら、誰も得をしない単なる消耗戦にしかなっていない。返って景気を悪くする短期的なミクロ戦略ばかりに目が行き、本当に長期的に景気を良くするというマクロ戦略を完全にガン無視しているという有り様。

 政府自体が景気を良くするというビジョンや意気込みを全く持ち合わせていないせいか、結果的に景気を腰折れさせ、お互いに足を引っ張り合うだけの愚策しか出てこない。

 無意味な価格競争に明け暮れて、どうして全体としての景気が底上げされるのか? 無意味な価格競争に明け暮れても最終的に勝利を手にするのは一部の人間だけである。
 そんな当たり前の経済原理さえ正しく理解していない善意の経済テロリスト達によって日本経済はどんどんシュリンクしていくばかり。

 特に楽天の0円サービスなどは、もはや価格競争ではなく、価格破壊でしかなかった。価格競争さえ無意味化してしまうような無茶なサービスが持続できるはずもなく、そんな無理ゲーに付き合わされることになった競合他社も「今更、中止するのは反則だ!」とブーイングしたいところだろう。

 景気を悪くすることしか考えていないかに見える逆神の経済テロリスト達(政府・マスコミ・専門家)の言うことを真面目に聞いていると碌なことがない。

 彼らの意見を無視することこそが、日本を良くする最大の秘策となるに違いない。

【関連記事】
楽天モバイル「客寄せパンダプラン」の行方

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posted by 自由人 at 19:31 | Comment(0) | 経済
2022年05月05日

入国禁止になった63人の日本人の共通点とは?


■なぜ、共産党の志位和夫氏まで入国禁止になったのか?

 ロシア外務省は日本の制裁への報復措置として、岸田首相を含む63人の日本人を入国禁止にすると発表した。
 岸田首相以外の政治家としては、林 芳正外相、岸 信夫防衛相、高市早苗政調会長、そして、共産党の志位和夫氏など、その人選には与党・野党の区別はないようだ。

 この発表を聞いて「あれっ?、なんで共産党の志位氏が入っているの?」と疑問に思った人は多いかもしれない。共産主義国家の独裁者だと思われているロシアのプーチンが、なぜ、共産党に報復措置を取るのだろうか?と。

 図らずも、その疑問点にこそ、現在のロシアを解く鍵(ヒント)が隠されている。
 その「鍵」とは何かと言うと、現在のロシアが敵視しているのは、国の伝統や文化を否定するグローバリズム勢力だということである。

 周知の通り、今回のウクライナ問題では、日本の与党・野党に関係なく、全ての既存政党はロシアを批判している。リベラル・保守の立場に関係なく、ゼレンスキーを持ち上げているのも周知の通り。

 なぜ、そんなことになるのかと言うと、日本国内の右派や左派の違いというのは、ジャパンマトリックス内での対立でしかなく、ワールドマトリックス内では、同じようなものだからである。

■軽はずみな宣戦布告を行う高市早苗氏

 「敵の敵は味方」だと言われることがある。日本国内の右派と左派というのは、ちょうど、そういう関係に近い。ただ少し違うのは、本当の敵が見えていないというところ。そういう意味では「敵を知らない敵は味方」という可笑しな関係になっている。

 しかし、国際情勢を熟知したロシアの政治家からすれば、日本国内の右派と左派は同じようなものという共通認識を持っているため、グローバリズム勢力に組する人物は、同じ穴の狢という判断になったのだろうと思われる。

 自民党の高市早苗氏は、今回のロシアの報復措置に対して以下のような意見を述べている。

 「上等やないかいっ。招かれても行かんわい! 何故か関西弁になるんやが。

 まるで世の中を知らない子供のような発言だが、これが「保守」界隈で人気があるとされる与党政治家の言葉というのだから呆れてしまう。

 実質的に世界一の核保有国に対して、核を持たず、軍隊も持たず、アメリカが護ってくれるかどうかも怪しい状況下で、このような軽はずみな宣戦布告とも受け取れるような挑発発言を行うことは、国民の命を預かる政治家として恥ずべきことだと言える。政治家が無知な一般庶民と同じような感覚でロシア批判を行っているのだとすれば、残念と言うしかない。

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posted by 自由人 at 16:04 | Comment(0) | 国際問題
2022年05月03日

ラブロフ外相の驚愕の発言が意味するもの


■ヒトラーがユ○ヤ人というのは本当か?

 ロシアのラブロフ外相は、イタリアのテレビのインタビューで以下のような衝撃的な発言を行った。

 「ヒトラーにはユ○ヤ人の血が流れている

 これはもう究極のタブー発言だと言える。数年前の私なら「まさか…」と思ったかもしれないが、現在の認識では「やっぱり…」という感想になる。

 しかし、ロシアの外相がここまでの発言を行うということは、世界は相当、危険な状況に追い込まれていることを暗示している。ロシア側も今回のウクライナ問題の本質に触れない限り、泥沼の大戦争に突入する可能性を見越しての大きな賭け(これ以上続けるようなら秘密をバラすぞという脅し)に出たのだろうだと思われる。逆に、この切り札を出したことで戦争が激化する可能性も否定できないが。

 ゼレンスキーもユ○ヤ人なので、ラブロフ外相は、おそらく次のようなメッセージを発しているのだろうと思われる。

 「ゼレンスキーは現代のヒトラーである

 現在、しきりにプーチンを現代のヒトラーだと宣っている似非知識人達は絶句しているかもしれない。彼らにとっては到底受け入れることのできない驚愕の異次元発言だと思われるが、真実はいずれ明かされる時が来るだろう。

 真偽に関係なく、ヒトラーがユ○ヤ人だったなどという情報が世界中に知れ渡ると、ディープステートにとっては非常に都合の悪いことになる。近代の悲劇的な歴史そのものが全て彼らの演出だったということがバレてしまうことになりかねないので、どんな手段を使ってでも潰しにかかってくるだろう。

 西側諸国の全マスコミはディープステート放送局と化しているので、どんな風に報道されるか興味深い。完全に無視するのか、その逆か、いずれにしても、ただでは済みそうにない。

 そう言えば、手塚治虫の『アドルフに告ぐ』もフィクションながら、真相に触れてしまったようなストーリーだった。


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posted by 自由人 at 14:19 | Comment(0) | 国際問題
2022年05月01日

ゲオの「100円祭」に思う


■1泊2日100円レンタルの是非

 ゲオの「株主半額優待制度」が終了してから、株主にとってはレンタル料金がいきなり2倍に跳ね上がったようなものなので、インフレ感がハンパなく、自ずとレンタル回数(本数)も少なくなってしまったが、今日、ゲオに行ってみると全品100円均一レンタルが催されていた。

 ゲオの100円キャンペーンは定期的に開催されているが、レンタル泊数は「1泊2日」に限定されているので、毎度、「なんだかなー」という残念な気持ちになる。これだけデジタル配信に客が奪われている時に、客を奪い返す気があるのだろうか?と少し疑問を感じてしまう。

 通常、1泊2日レンタルというのは、近所向けか、平日向きであり、連休中に利用するようなものではない。レンタルショップまで徒歩や自転車で行ける人なら毎日でも通えるので、1泊2日で100円というのは魅力的に映るかもしれないが、車やバイクで通うことしかできない多くの人は、連休中に2日も続けてレンタルショップに行こうとは普通は思わないと思う。思わないということは、レンタルしようと思ってもできないということ。

 通勤・通学中に立ち寄れる場所にあれば、当日レンタルや1泊2日レンタルは有り難い制度と成り得るが、休日中に1泊2日レンタルでは返却するのが面倒くさいと思うのが人情だと思われる。

 TSUTAYAのような郵便返却システムがあるならまだしも、レンタルショップまで行かなければ返却できないゲオの店舗システムでは少々無理がある。それに1泊2日では、せいぜい新作2〜3本しかレンタルできない。ゲオもTSUTAYAも4〜5本同時にレンタルすれば大幅に割引される制度が用意されているが、1泊2日(実際は2泊3日になる)ではこれを利用するのも億劫になる(理由は後述する)。そもそも、余程の映画マニアでもない限り、1日に4〜5本も映画を観ようとは思わない。

■現在のレンタルシステムは消費者心理が考慮されているか?

 アマプラ等のデジタル配信では、同時に何本レンタルしても割引はされないが、基本的に新作レンタルは最短で2泊3日になっており、返却する手間も生じないので、ガソリン代もかからない。
 店舗を持つレンタルショップがデジタル配信に対抗するためには、複数本同時レンタルの優位性で勝負するしか無いと思われるが、なぜか、消費者の利便性があまり考慮されていないのではないかと思われる。

 学生であれ会社員であれ、休日前の花金の帰宅中にレンタルショップに立ち寄る人は多いと思うが、その場合、新作1泊2日では土曜日に返却しなければいけなくなるので遠慮してしまう。2泊3日にしても日曜日に返却しなければいけないので、これも遠慮することになる。これが3泊4日であれば、平日の月曜日に返却できるので、多少高額になっても遠慮することなくレンタルできる。
 以前から、そういった消費者心理が考慮されていないのではないかと、もどかしく思っていたが、いつまで待っても改善されない。

 店舗の維持費等もあり、経済的な障壁もいろいろ有るのかもしれないが、それでも、少し仕組みを変えることで得られるべき客や利益をみすみす見逃しているのであれば無視できない問題だ。
(あくまでも株主としての意見)

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posted by 自由人 at 19:55 | Comment(0) | 経済