2022年03月13日

新たな植民地政策としての「グローバリズム」


■現在のアメリカは社会主義国家

 最近のテレビニュースのプライオリティは、コロナからウクライナにシフトしてしまった感があるが、テレビニュースを観ていても、しっくりとくる意見が全く聞こえてこない。全ては西側諸国側に都合の良いニュースばかりであり、公平性も中立性も全く無い状態だと言える。
 戦争に善も悪も無いとはいえ、この偏向報道は如何ともし難いものがある。

 日本のテレビニュースがなぜ偏向しているのかというと、日本は植民地だから。その一言で終わってしまう。
 今回、ロシアを悪者にしなければいけない欧米サイドの報道を自国で加工せずにそのまま流しているだけなので、当然、欧米寄りの偏ったプロパガンダ報道になってしまう。

 ロシアが独裁主義で、アメリカが自由主義なので、世界中の人々は自由を謳うアメリカを支持しなくてはならないという前提で報道が行われており、知識人と称する人々までがそういった単純な印象操作に引っ掛かっているという有り様。

 そもそも現在のアメリカは、ロシア以上の社会主義国家である。米国歴史研究家のマックス・フォン・シュラー氏も「現在のアメリカは社会主義国家になった」と言われている。

【参考文献】『アメリカはクーデターによって、社会主義国家になってしまった』(マックス・フォン・シュラー著)

■今も生きている植民地思想

 世界の思想には「資本主義」と「社会主義」が有ることになっているが、その2つの上には隠された別の大きな思想がある。それが「大共産主義」である。この思想を持つ人々こそが、近代の歴史を動かしてきた勢力であり、今回のウクライナ問題の陰にも彼らの存在が有る。

 ゆえに、現在、テレビで行われている「資本主義」と「社会主義」の対立であるかのようなステレオタイプ論争も、全くの的外れということになる。

 第二次世界大戦が起こる以前は、世界は植民地ばかりだったことは誰もが知っている。植民地でなかったのはアジアでは日本とタイだけだった。しかし、第二次世界大戦が終わると、ほとんどの植民地は解放された。
 しかしながら、これまで他国を植民地にして奴隷を作ることばかり考えてきた欧米人が、第二次世界大戦を契機に本当に真人間に生まれ変わって植民地思想を捨ててしまったと思える方がどうかしている。

 あからさまな植民地思想は鳴りを潜めたものの、その代わりに「グローバリズム」というソフトな植民地思想が新たに生まれた。世界のワンワールド化を望む彼らは、自分達の推し進める新たな植民地政策に異を唱える国を許さない。

 現在、ウクライナで起こっている問題は、新たな植民地政策である「グローバリズム」が根底にある。

 かつての日本は植民地思想に異を唱えて戦った国だった。その日本が現在、「グローバリズム」を無条件に受け入れているのは、欧米の植民地だからに他ならない。



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posted by 自由人 at 10:00 | Comment(0) | 国際問題