2021年12月09日

「オミクロン株」で無意味化したワクチンパスポート


■支離滅裂なオミクロン狂騒曲

 日本での「オミクロン株」感染者(陽性者)が4人になったそうだが、「オミクロン株」を巡る報道は矛盾だらけであり、支離滅裂な様相を呈している。

 そんな中、米国ファイザー社は「オミクロン株には3回目のワクチン接種が有効」と発表した。

 2回のワクチン接種を受けた人の多くがオミクロン株に感染しているというのに、なぜ、同じワクチンを3回打つことで有効になるのかサッパリ分からない。一体、いつの間にそんな検査を行ったのかも謎であり、あまりにも不自然と言うしかない。

 それが本当であれば、「オミクロン株専用ワクチン」は必要ないのでは?と問いたくもなる。

 ファイザー社曰く「接種を3回行うことによって、ウイルスの働きを抑える中和抗体が高まる」とのことだが、生ワクチンでも不活化ワクチンでもないmRNAワクチンに本当にそんな効果が期待できるのだろうか?

 mRNAワクチンの効果に期限などというものが本当にあるのであれば、そのことを明確に証明する必要が有ると思われるのだが、そんな話は全く出てこない。そもそも当初は「2回打てば終わる」と言っていたのではなかったのだろうか?

■結論ありきの所信表明

 岸田首相は臨時国会における所信表明で以下のように述べたとされる。

>「ワクチンについては、医療従事者の方から3回目の接種を始めました。2回目の接種から8月以降の方々に順次接種することを原則としておりましたが、感染防止に万全を期す観点から、既存ワクチンのオミクロン株への効果等を一定程度見極めた上で、優先度に応じ、追加承認されるモデルナを活用して、8カ月を待たずにできる限り前倒しします。

 なにやら、結論ありきな発言に聞こえるのは気のせいだろうか。
 世界中でワクチンの効能が疑われている中、3回目の接種を前倒しするというのはいかがなものかと思える。「既存ワクチンのオミクロン株への効果等を一定程度見極めた上で…」と前置きしているのであれば、本当に既存ワクチンに効果が有ることが確認された上で、判断するべきだと思うのだが、なぜ今の段階で「前倒し」という方針が出てくるのだろうか?

■本末転倒なワクチンパスポート

 「ワクチンパスポート」にしても、新しい変異株が出る度に鎖国政策など行っていれば、全く無意味だと言える。ワクチンさえ打っていれば渡航が自由と謳っておきながら、いきなり全ての人間が入国(出国)禁止になるわけだから、ワクチンパスポートは全く意味を為さないことになる。

 聞いた話では、今回の鎖国政策によって、海外に出張中の日本人が日本に帰国するためには迂回ルートで数十万円の旅費がかかるらしい。これでは有り難迷惑もいいところだ。

 大体、ワクチンを接種していてもコロナ感染が抑えられないことが証明されているのに、ワクチンパスポートなどを実施すれば、コロナ感染が更に広がるだけではないのだろうか? なぜ、こんな本末転倒な政策が各国で罷り通っているのだろうか? そして、なぜ多くの人々は、そんな当たり前の疑問も抱かずに、政府やマスコミの言うことを鵜呑みにしているのだろうか?

 こんなデタラメな政策が罷り通るということであれば、「もしかすると新型コロナウイルス自体が存在しない(ただの風邪)のではないか?」と疑う人が大勢出てきてもなんら不思議なことではない。そうでも考えなければ辻褄が合わないことが実際に行われているからだ。

 普通の思考力があれば、明らかにおかしなことが起こっていることが分かると思うのだが、なぜ多くの人々は、思考を停止したまま気付こうとしないのだろうか?



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posted by 自由人 at 20:55 | Comment(0) | コロナ問題
2021年12月05日

「オミクロン株」を語るのは時期尚早


■オミクロン株を説明する医者の矛盾した発言に違和感

 今日、夕食時に横目でテレビのニュース番組を観ていると、南アフリカの病院に勤める女性医師が、インタビューで次のように述べていた。

 「今のところ、オミクロン株に感染した患者達の症状は軽く、重症患者は出ていません

 その医師が述べていたオミクロン株の症状とは、「疲労感」と「頭痛」と「身体の痛み」だということで、普通の風邪となんら変わらなかった。

 しかしその後、ワクチンの話になると、急に話が飛躍し、次のようなことを述べていた。

 「ワクチン接種者はオミクロン株に感染しても軽症ですが、ワクチン未接種者は症状が重くなります

 「おいおい、さっきと言っていることが違うじゃないか!」と思わず突っ込んでしまったが、まさしくギャグ漫画のようにズッコケてしまいそうになるような発言だった。

 しかし、この意見を聞いていたアナウンサーも専門家も、マユ1つ動かさずに相鎚を打ち、納得しているという有り様。

 そんなアナウンサーや専門家の意見を真顔で鵜呑みにしているお茶の間の光景が目に浮かんだのは言うまでもないが、どうしてここまで純粋に他人の意見を鵜呑みにできるのか不思議で仕方がない。

 これが、所謂、“権威主義”というものだろうか? 権威ある医者が言っていることは精査するまでもなく何でも正しいという思い込みが為せる業だろうか?

 オミクロン株に感染しているのは、ワクチン接種者ばかりだという意見もあるようだが、いずれにしても、まだ数える程度の人しか感染していない段階で、ワクチン未接種者だけが重症化するなどということがなぜ分かるのだろうか?
 そもそも、オミクロン株にはワクチンは効かないとも言われており、新しいワクチンが製造されることになっているのに、なぜ、既存のワクチン接種者が重症化しないと言い切れるのだろうか?

 これだけ堂々とデタラメな発言をしている医者の姿を観ていると、本当にワクチンを接種させるためだけの印象操作だと疑われても仕方がないように思えてしまう。


 
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posted by 自由人 at 23:40 | Comment(0) | コロナ問題
2021年12月04日

新型コロナワクチンにおける幼年者の心筋炎(心膜炎)リスク


■厚生労働省が心筋炎(心膜炎)を「重大な副反応」と発表

 新型コロナワクチンを接種することによって、若い男性を中心に心筋炎(心膜炎)が多発していることを受けて、厚生労働省は「重大な副反応」として警戒度を引き上げると発表した。

 厚生労働省の発表によれば、心筋炎(心膜炎)発症率は以下のようになっている。

 ファイザー(100万人当たり)

  10代・・・15.7人
  20代・・・13.32人

 モデルナ(100万人当たり)

  10代・・・81.8人
  20代・・・48.8人

 こうやって眺めてみると、発症率はモデルナの方が数倍高いことが分かる。
 しかし、このての副反応報告というものは、通常、50倍から100倍が実数らしいので、ファイザーの場合でもワクチン接種者の1%以上、モデルナの場合は5%程度いてもおかしくないということになる。

 厚生労働省の専門家検討会は、コロナ感染そのもので起こる心筋炎の発症頻度は、100万人中、893人(0.09%)いるとのことで、「接種のメリットの方が大きいことは変わらない」と結論づけている。

 ではなぜ、若い男性に心筋炎(心膜炎)が多くなるのかというと、おそらく、若い人の方が老人よりも新陳代謝が激しいからではないかと思われる。コロナウイルスの副反応は主にスパイクタンパクの増加と密接な関係があると思われるので、新陳代謝のスピードが緩慢になった老人よりも若年者の方が副反応リスクが高くなるということなのだろう。

 同じ世代でも女性よりも男性の方が心筋炎(心膜炎)発症リスクが高くなる理由は今のところ不明だが、男女間の肉体的な構造の違いに原因があるのかもしれない。

■幼年者の心筋炎(心膜炎)リスクにも目を向けるべき

 しかし、老齢者よりも若年者の方がワクチンリスクが高くなると考えると、更に若い幼年者にコロナワクチンを接種すると、更に心筋炎(心膜炎)発症リスクが高くなるのではないかと心配になる。
 愛すべき子供や孫を持つ人々は、そんなリスクが有ることなど御構い無しに、とにかくワクチンさえ打てば安心だということで、物心が付かない子供や孫にリスクを押し付けているという状態ではないだろうか。

 幼年者は、物心が付かない分、直感が非常に優れており、注射の痛みを知らなくても、本能的に危険を察知して泣き出すことがある。それは、注射の痛みが恐いから泣いているのではなく、幼いながらもリスクを察知していると考えるべきところだ。

 実際、10代以下の世代は、コロナに感染するリスクはほぼ0に近いので、ワクチンを接種する必要性は全く無いと言っても過言ではない。

 嫌がる幼子の本心に気付かず、無理矢理、ワクチンを押し付ける大人達。反抗できない幼子の目に、その姿はどう映っているのだろうか? 角の生えた鬼のような姿に映っていないと誰が言い切れるだろうか?

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posted by 自由人 at 10:05 | Comment(0) | コロナ問題
2021年12月02日

「コロナファシズム」の香り


■「オミクロン株」の素朴な疑問

 日本ではコロナ感染者(陽性者)が激減して、「これで元の生活に戻れるかも…」という安直なコロナ終息モードになっていたところに、突然「オミクロン株」が見つかったということで、わずか1日でコロナ終息モードが崩壊した。

 南アフリカで「オミクロン株」が見つかったという報道があったかと思うと、あれよあれよという間に日本でも「オミクロン株」が見つかった。岸田首相が急遽、鎖国政策を決定したことを嘲笑うかのようなタイミングの良さだった。

 「オミクロン株」の運び主は、1人目がナミビア人の外交官、そして2人目がペルー人の旅行者だったと伝えられている。南アフリカに近いナミビア人というのは、多少は説得力もあるが、ペルー人の旅行者からいきなり「オミクロン株」が見つかったというのは、本当なのだろうか?という疑念を抱いてしまう。

 世界中で「オミクロン株」が騒がれ出したばかりの状態で、ペルー人3000万人の内のどれぐらいの人が「オミクロン株」に感染しているのだろうか? 100万人単位で感染しているというならともかく、現状はせいぜい数人とか、そんなレベルではないのだろうか? ペルー国内で、そんな状況であるにも拘らず、たまたま日本に旅行に来ていたペルー人が「オミクロン株」に感染していたなどということが有り得るのだろうか? そんな素朴な疑問を感じざるを得ない。

■「デルタ株」が「オミクロン株」に置き換わると…

 「オミクロン株」のワクチンにしても、未だ「オミクロン株」の実体が把握できていないと伝えられている状況であるにも拘らず、わずか3ヶ月間でワクチンが完成すると発表されている。

 通常、10年はかかると言われるワクチンの製造が、たった3ヶ月間で完成するなどと言われても、にわかには信じられない。新型コロナのワクチンが有るので、それを少し改良すれば可能と言うのかもしれないが、どう考えても、これまでの医療の常識を無視しており、疑わしいと言わざるを得ない。

 「オミクロン株」にはこれまでのワクチンは効かないとも言われている。デルタ株には同じワクチンを適用したのに、なぜか「オミクロン株」には無理だということらしい。「オミクロン株」は10倍の感染力を持っているとも言われているが、未だ感染者もほとんどいない初期の段階でなぜそんなに具体的なことが分かるのだろうか?

 「アルファ株」が「デルタ株」に置き換わったように、「デルタ株」も「オミクロン株」に置き換わるのであれば、現在のワクチン接種は意味を為さないことになる。では、なぜ、3回目のワクチン接種が推し進められているのだろうか?

 こんなことは少し勘の鋭い小学生でも気付きそうなものだが、なぜ、大の大人や、その道のプロである医療関係者の多くは何の疑問も呈さないのだろうか?

■「狂気」しか感じられないコロナ報道

 正直なところ、現在のコロナ報道を観ていると「狂気」しか感じられない。この歪んだ禍々しい空気は、おそらく戦争を知らない世代の人間が初めて体験するものであり、「コロナファシズム」の香りと呼ぶに相応しい。

 お節介ながらも少し忠告させていただくと、現在、我々は非常に危うく恐ろしい時代を生きているという認識を持つ必要がある。時代はまさにコロナ情報戦争真っ只中。情報こそが武器になり防具にもなる時代に生きている。武器も防具も持たずにコロナ戦争に挑むことの恐ろしさを知る必要がある。

 本当に恐ろしいのはコロナではなく、情報を操る人間だということに気付かなければいけない。



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posted by 自由人 at 22:02 | Comment(0) | コロナ問題
2021年12月01日

日本はスタグフレーション先進国


■コロナ禍のバラマキ政策がインフレの原因なのか?

 意図的な原油先物価格の高騰によってインフレ懸念が囁かれたことで、コロナ禍におけるバラマキ政策を批判し、日本も(危険な)インフレになるという意見がある。

 こういう意見を耳にすると、では、コロナ禍のバラマキを行わなければインフレにならなかったのか?と問いたくもなる。

 元々、デフレではなかったアメリカが、激しいインフレに陥っているのは確かだが、日本は未だ健全なインフレにすらなっておらず、デフレのままだ。

 現在、日本の物価が上昇傾向にあるのは、先の原油価格の高騰やコロナ禍の影響(主として生産設備が遊休状態になったこと)に依るものであり、バラマキ政策とは、あまり関係が無い。世界的に物価が上昇すれば、その影響を受けて日本での物価も上がる。ただ、それだけの話である。

 多額のバラマキを行った国の国民は、激しいインフレにも対応できる余力があるが、バラマキをほとんど行わなかった国の国民は、激しいインフレになると生活が破綻してしまう可能性がある。そう考えると、バラマキを行わなかった国よりも、バラマキを行った国の方が賢かったという結果になってしまう。グローバル経済下では、インフレになるのも一蓮托生ということになってしまうので、日本のようにバラマキを我慢した国の国民が最も割を食うことになる。

 世界はインフレではなくスタグフレーションに向かっているという意見もある。
 しかし、日本の場合はアメリカとは違って、インフレをすっ飛ばして、いきなりスタグフレーションに向かっているような状況だ。こういう、正しい道順を辿らずにいきなりジャンプするような現象は、自然な経済現象とは呼べず、人為的な経済運営が行われている証左だとも言える。

■インフレを演出している者達

 スタグフレーションとは、不況下のインフレのことだが、より具体的に言うならば、給料が上がらず物価だけが上がっていく現象のことを意味している。しかし、日本の場合は、この30年間、先進国で唯一、給料が下がっているような状態だった。そう考えると、かなり前からスタグフレーションの様相を呈していたとも言える。

  スタグフレーション = 給料が上がらず物価が上がる ≒ 給料が下がり物価はそのまま

 コロナ禍のバラマキ政策がインフレに繋がっているのであれば、インフレという状態を迎えてから、徐々にスタグフレーションに向かわなければ筋が通らない。デフレのまま、いきなりスタグフレーションになるというのは、あまりにも不自然であり、何か人為的な変数が加わっていると考えなければ辻褄が合わない。

 先述した原油価格にしても、特に原油自体が枯渇したというわけではない。単に(意図的に)、原油の需給バランスを歪めて、市場が操作されているに過ぎない。人為的にインフレ状況を作り出し、「スタグフレーションになるぞ!」という雰囲気を作って危機を煽り、「市場」を形作っている大衆心理を掻き回すことで、一部の人間だけがボロ儲けするという毎度の現象に踊らされているだけ。

 コロナ禍のバラマキ政策を批判する前に、意図的にインフレを演出している者達に目を向けなければ、残念ながら、なんの解決策にもならない。

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posted by 自由人 at 20:01 | Comment(0) | 経済