2021年07月15日

「副作用」と「副反応」を使い分ける理由とは?


■「副反応」と「副作用」の違い

 これまでの医療の常識では、薬の「副作用」という言葉が広く一般的に使用されてきたはずが、なぜかコロナ禍の現在では、薬の「副反応」という言葉が使用されている。

 「副作用」と「副反応」の違いを調べてみると、以下のようになっている。

【副作用】
 その薬の目的とする作用(効果)に伴って起こる別の(有害な)作用。

【副反応】
 ワクチンの接種を受けた後に生じる、接種部位の腫れや発赤・発熱・発疹などの症状。

 この2つを比較すると、「副作用」にはこれといった期限が設けられていないが、「副反応」には期限が設けられていることが窺える。薬は「副作用」、ワクチンは「副反応」と分けていると考えられなくもないが、この説明文を素直に受け入れるなら、「副反応」とは、注射後、ごく短期間において現れる症状のことを意味していることが分かる。

 コロナワクチン接種において、「副作用」という言葉が禁句のような扱いになり、代わりに「副反応」という言葉が使用されるようになった理由とは何なのだろうか?

 穿った見方をすれば、長期間における「副作用」は考慮していませんということなのかもしれない。
 もし、ある人が、ワクチン接種の数ヶ月後に「副作用」が生じたとしても、「副反応」にしか言及していませんよということになるのかもしれない。

■ある病院の診察室での1シーン(フィクション)

 患者「ワクチン接種後には副反応は無かったんですが、半年してから副反応らしき症状が現れてきたのですが…」

 医者「我々は副反応について述べていただけで、副作用のことは述べていませんが」

 患者「えっ!? だってこれ、どう見てもワクチンの副反応だと思うんですが…」

 医者「いや、副反応というのは、お注射した直後の症状のことです。あなたのように半年も経過した後だと、ワクチンとの因果関係は証明の仕様がありませんから」

 患者「そんな無責任な…、私は至って普通の健康体ですよ、これってどう考えてもワクチンの副反応じゃないですか!」

 医者「先程も言いましたが、それは副反応ではなくて副作用です」

 患者「えっ!? 副反応も副作用も同じことでしょう?」

 医者「違います、それはあなたの誤解です。我々は副反応のことを説明していただけで、副作用という言葉は1度も使用していませんよ」

 患者「・・・・・」



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posted by 自由人 at 19:53 | Comment(0) | コロナ問題