■「盲が盲の手を引く」コロナワクチン布教活動
マスコミではコロナワクチンの効き目(有効率)は95%と謳っており、まるでワクチンを接種すれば100人中95人はコロナに罹らないというような印象を受ける。実際、そう思っている人も多いようで、私の周りでもそういう誤った情報を鵜呑みにしている人が多いことに気付かされる。
そのせいか、コロナワクチンさえ接種すれば、もう安心だと本気で信じ込んでおり、他人にもワクチン接種を勧めている人がいる。誤解を恐れずに言えば、その光景はまるで、カルト教の信者が「この壷を購入すれば救われますよ」と言って勧誘しているかのようですらある。
本当の救いを求めている無知な人間に対して、同じく無知な人間が誤った情報を広めてしまうことを「盲が盲の手を引く」と言う。当人はまさか自分が間違ったことを教えているとは夢にも思っておらず、ご満悦顔で布教活動を行っている。
ワクチンの有効率というのは、本物のワクチンと偽物(プラセボ)のワクチンを何人かに接種し、両者の比較をすることで有効率を計算する。
今回のファイザー社の試験の場合、接種した人数はそれぞれ以下のようになっている。
○本物のワクチン接種者 18,198人
●偽物のワクチン接種者 18,325人
このうち、コロナ発症者は次のようになっている。
○本物のワクチン接種者 8人
●偽物のワクチン接種者 162人
■本当のコロナワクチン有効率は「1%以下」
この結果だけを見ると、162人と8人では大きな違いがあるように見える。単純に162:8で比較すると、(162÷8=20.25)となるので、20倍以上の開きがあることになる。100÷20.25=4.9という数字が導き出されるため、確率的に(100ー4.9=)95.1%という数字が出てくることになる。
しかし、これは発症者という「分子」を比較した確率であって、本当の有効率を示したものではない。
本当の有効率を求めるためには、以下のように「分母」を計算に入れなければいけない。
○8人÷18,198人=0.0004→(0.04%)
●162人÷18,325人=0.0088→(0.88%)
となるので、以下の計算で本当の有効率が求められる。
0.88%ー0.04%=0.84%
ワクチンを接種した場合の本当の有効率は0.84%、つまり、1%にも満たない。残念ながら、これが真実である。
ワクチンを接種して他人に勧めている人は、実はこう言っていることになる。
「ワクチンを接種すれば発症率が1%程度下がりますから安心ですよ。」
これでは、果汁1%のジュースを果汁100%と偽っているようなものである。
(注意)本稿はワクチン接種における有効率を述べたものであり、ワクチンの副作用等は考慮していません。
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