■誤解されている「ワクチンパスポート」
政府は7月中にも「ワクチンパスポート」を発行すると発表したらしい。
「ワクチンパスポート」については少し前まで慎重な姿勢を表明していたはずが、この変わり身の早さはなんなのだろうか?
国民に対する「ワクチンパスポート」導入の是非についてのアンケートを実施中に、既に結果が出たかのような発表をするのはいただけない。これでは、端からアンケートなど参考にするつもりはないと言っているようなものであり、単なるガス抜きアンケートにしかなっていないと疑われても仕方がないと言える。
そんなアンケートが有ったことも知らない国民も多そうだが、私個人としての意見は一応、送信させていただいた。
しかし、多くの国民は「ワクチンパスポート」というものを完全に誤解しているようだ。ワクチンを接種しても感染は抑えられず、マスクの着用も必要であるにも拘らず、何が変わるというのだろうか?
「ワクチンパスポート」は「特効薬パスポート」ではない。これが特効薬であるというなら、感染もせずマスクも不要となるので、安全という意味での制限フリーと成り得るが、コロナワクチンにはそういった効能はない。
■「ワクチンパスポート」の導入で困るのは生産者(企業)
こんなことは子供でも解ることだと思うが、大の大人や、その道の専門家までが、ワクチン万能論に酔っている状態となっている。この不自然な浮かれ具合は一体なんなのだろうか? これが芝居ではないとなると、到底、正気の沙汰とは思えない。
アメリカでは既に複数の州で「ワクチンパスポート」の禁止が表明されているので、現状では「ワクチンパスポート」が世界標準になるとは考えにくい。何割かの人がサービスを利用できなくなると、困るのは消費者ではなく生産者(企業)の方となるので、いずれ現在の過熱した状況が見直されることになると思われる。
特効薬であれば1回だけの接種で済むが、ワクチンの場合は、毎年接種しなければならなくなるので管理が煩雑になり現実的とは言えない。
「ワクチンパスポート」は、「ワクチンを何回接種しました」というポイントカードの役割は果たせても、「フリーパス」という意味でのパスポートの役割は果たせそうにない。
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