■肺炎死亡者はなぜ減少したのか?
以前、日本における昨年の年間死亡者数は9373人減少したという発表があった。あれだけ「コロナ」「コロナ」と騒がれていたのに、いざ、フタを開けてみればトータルの死亡者数が1万人近くも減少していたことを知って「えっ?」と思った人も多かったのではないかと思う。
その主な理由は「(コロナ以外の)肺炎による死者数が減ったことが影響した」と言われている。しかし、肺炎を発症して重症化すると言われる新型コロナウイルスが猛威を振るったにも拘らず、肺炎死亡者が大きく減少したというのは、どこか不自然ではないだろうか? 本来であれば、コロナによる肺炎死亡者を足せば増えて然るべきではないのだろうか?
インフルエンザによる肺炎が減少したことも1つの理由だと思われるが、どうもそれだけではないような気がする。
具体的な数字でみると、肺炎で死亡する人は全国で毎日300人いると言われている。ということは1年間で10万人が肺炎で死亡する計算になる。
昨年、肺炎で亡くなった人は一昨年に比べると1万2000人減少したということになっている。そして、コロナで死亡した人は現在(2021.5)のところ1万1000人程度。そう考えると、本来、肺炎で亡くなるはずだった人の一部がコロナで死亡したということになっているのではないのだろうか?
実際、PCR検査で陽性になった人は、交通事故で死亡しても、お風呂で溺死しても、「すべてコロナ死にカウントするように」というお達しが出ていることはよく知られた話なので、直接的な死因が一般的な肺炎であってもコロナで死亡したということになっている人は一定の割合でいるものと思われる。
■中国とは逆ベクトルの日本のコロナ報道
肺炎以外にも、インフルエンザの感染者が激減したということも周知の事実だが、脳血管疾患の死亡者も大きく減少している。そして、不思議なことに老衰で死亡した人は逆に大きく増えている。これは、老人が家に閉じ篭って病院に行かない人が増えたことが原因なのだろうか?
そもそもの話、インフルエンザについては検査自体がほとんど行われていなかったわけだから、インフルエンザの感染者が減るのは当たり前であり、コロナによるウイルス干渉で減少したというのも本当かどうか証明のしようがない。
昨年から、「インフルエンザの検査は行わないように」というお達しも出ていたので、もしインフルエンザに感染して死亡に至った人がいたとしても、PCR検査で陽性になった場合はコロナで死亡したということになっている可能性は否定できない。
そういったことを考え合わせると、本当の新型コロナウイルスが直接の原因となるコロナ死亡者は水増しされている可能性は否定できない。
この辺は、中国とは対照的だとも言える。中国では、国家(と言うよりも中国共産党)の威信のためにコロナ感染者数や死亡者数を実体よりも大幅に少なく伝えていた疑いが濃厚だが、日本の場合は、逆に実体よりも多く伝えている疑いがある。
現在、「重傷患者が増加している」と報道されてもいるが、PCR検査で陽性になった人が、別の病気で重症化しているというケースは含まれていないのだろうか?
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