2020年08月04日

PCR検査で陽性となった2匹の犬が示唆しているもの


■2匹のペット犬から学ぶべきこと

 新型コロナウイルスに感染した飼い主からペットを預かるペット保険会社が、預かっている犬のPCR検査を行ったところ、2匹の犬から陽性反応が出たと伝えられている。

 面白いのは「陽性になった」と伝えられているだけで、人間のように「感染した」とは伝えられていないところだ。そして、当然の如く、この2匹の健康状態は良好であり新型コロナウイルスに感染した様子は全く見られないらしい。

 図らずも、この犬のPCR検査は、我々人間に大きな示唆を与えてくれている。

 おそらく、この2匹の犬は、PCR検査で陽性となった飼い主の家で、飼い主の身体(口周り)か、または床にでも付着していたウイルスを舐めてしまったのだろう。それで犬の体内にウイルスが存在していることがPCR検査によって判明してしまったと考えられる。しかし、少量なので感染にまでは至っておらず、症状も全く無い状態。

 犬の体温(平熱)は38〜39度と高く、人間がインフルエンザに感染した時の発熱状態に近い体温なので、人間よりもウイルスには強いと思われる。新型コロナウイルスに対する抵抗力が人間よりも高いかどうかは分からないが、PCR検査で陽性になったとしても、全く健康な状態である場合が多いことは、犬も人間もそれほど変わらないのではないかと思われる。

■PCR検査は「体内のコロナウイルスの有無」を調べる検査

 PCR検査というのは、体内のコロナウイルスの有無を調べる検査であり、そのコロナウイルスに感染しているかどうかを調べる検査ではない。この部分は、何度繰り返しても足りないほどに重要なポイントであり、そのポイントが正しくアナウンスされていないために、現在のパニック状態が発生しているとも言える。
 公共のテレビCMで、「PCR検査は体内のコロナウイルスの有無を調べる検査です」と大々的に流せば、少しはパニックも収まると思うのだが。

 ウイルスがある程度の量に達しない限り、感染する可能性は低く、況して、他人に感染させる可能性はもっと低くなる。

 例えば、今回の陽性反応が出た2匹の犬が、人間の口を舐めてしまった場合、犬の唾液を通じてウイルスが人間の方に移動する可能性は有る。しかし、そのウイルスが人間の体内に入ったことをもって「感染した」とは言わない。ところが、その状態でも陽性反応が出てしまうのがPCR検査なのである。

■症状の無いPCR陽性者は本当に危険なのか?

 新型コロナウイルスの感染プロセスとしては、

 1、「体内に入る」
 2、「感染する」「他人に感染させる」
 3、「重傷化する」
 4、「死亡する」


 ということになるが、「」の段階では、まだ発症しておらず、ウイルス量が少ない場合、免疫力の強い人であれば発症する可能性は低くなる。また、そのウイルスが運良く胃に到達すれば胃酸によってウイルスが死に絶えることもある。
 現在、PCR検査で見つかっている多くの20代、30代の若年者は年齢的にも基礎疾患を抱えている人はほとんどおらず、同じ理由により免疫力も比較的に強い状態にあるので、ウイルスが体内で発見されても全くの健康状態にある人がほとんどだろうと思われる。

 現在、最も注目すべきポイントは、症状の無いPCR陽性者が他人(老齢者)にウイルスを感染させる危険性はどれくらい有るのか?という点だろう。これがハッキリと判明していないためにパニックに拍車をかけている状態だとも言える。

 その答えは未だ判明していないが、おそらく、3密を守って普通に生活している分には、余程のことがない限り、大丈夫なのではないかと思われる。もし、症状の無いPCR陽性者にそれほどの伝染力があるのであれば、日本の新型コロナウイルスの感染者数は欧米並みに2桁以上多くなっているだろうし、重傷者数も死亡者数も感染者数に比例して、もっと増加しているはずだからだ。

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posted by 自由人 at 22:30 | Comment(0) | 社会問題